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患者のみなさまへ

乳がん治療・乳房再建センター

センター長 加々良 尚文(乳腺外科主任部長)
副センター長 福田 健児(形成外科主任部長)

特色

 乳がんは日本人女性で最も罹患率の高いがんとなりました。乳がんの臨床は診断から治療まで多岐分野にわたるため、高度な専門的知識や技術が要求されます。
 平成22年4月より乳がん治療・乳房再建センターを開設いたしました。ここでは乳腺外科、形成外科、放射線治療科、病理科、看護部、薬剤部など各部門のエキスパートが連携して、国際標準に基づいた診断治療を行います。

当センターは以下のような治療に重点をおいています。

  1. 低侵襲治療を目指した乳がん手術
    乳房温存手術、色素とアイソトープを用いたセンチネルリンパ節生検を積極的に行っています。
  2. 整容性を重視した乳房再建
    乳がん切除と同時に行う一期的乳房再建(血管吻合を用いた脂肪移植術)や、乳がん切除後の乳房欠損に対して行うティッシュ・エキスパンダーを用いた二期的乳房再建を積極的に行っています。
  3. 専門外来化学療法室で行う抗がん剤治療乳房温存手術を目指した術前化学療法、再発予防のための術後補助化学療法、進行再発乳がんに対する治 療を専任の看護師のもと実施しています
  4. 放射線治療専門医による放射線治療
    乳房温存手術後の残存乳腺への照射、乳房切除後の胸壁照射、骨転移や脳転移巣へのリニアック照射、骨転移に対するストロンチウムによる内照射などを行っています。

主要疾患

乳がんなどの乳房悪性腫瘍
良性腫瘍、乳腺炎などの乳房良性疾患

主要検査

マンモグラフィ(乳房X線撮影)
乳腺エコー(超音波)
穿刺吸引細胞診
組織診(針生検)
その他:CT、MRI、骨シンチグラム

診療実績

2017年 原発乳がん手術103例 (乳房温存術81例 乳房切除術22例) 再建手術1例
2018年 原発乳がん手術94例 (乳房温存術84例 乳房切除術10例) 再建手術1例
2019年 原発乳がん手術124例 (乳房温存術97例 乳房切除術27例) 再建手術4例
2020年 原発乳がん手術127例(乳房温存術87例 乳房切除術40例)再建手術5例
2021年 原発乳がん手術131例(乳房温存術90例、乳房切除術41例)再建手術1例
2022年 原発乳がん手術125例(乳房温存術65例 乳房切除術61例)再建手術1例

※2022年11月1日~2022年12月31日はシステムダウンによる手術制限あり

学会認定

日本乳癌学会認定施設
日本形成外科学会認定施設
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会認定施設
日本外科学会専門医制度修練施設
日本医学放射線学会専門医修練機関
日本病理学会研究認定病院
日本がん治療認定医機構認定研修施設