ページ内を移動するためのリンクです。
現在表示しているページの位置です。
患者のみなさまへ

腫瘍センター

特色

 2008年4月に外来化学療法室を整備・開設し14年目となりますが、これまでの皆様のご協力のおかげで、外来化学療法室も継続して発展しています。
 外来化学療法室では、(1)がん治療成績の向上、(2)がん患者に安全で優しい外来医療の提供、(3)診療科間の化学療法レジメンの共有、(4)地域がん診療連携拠点病院としての情報発信、を目標として、外来化学療法室のより多くの利用を推進しています。
 室内には長時間を要する抗がん剤治療でも快適に受けられるように、液晶テレビ付きのリクライニングチェアとベッドを計30台設置で開始していますが、時期みて47台まで追加していく予定にしております。プライバシーと快適な環境づくりに配慮するとともに、認定看護師を中心に抗がん剤治療や副作用についての説明など患者教育にも取り組んでいます。また診察室、安全キャビネット内で抗がん剤を調整できるミキシングルーム、テレビ、雑誌や医療用ウィッグ・薬剤などに関する患者用パンフレットを見ることのできる患者休憩室も拡充されています。南館でリニューアル、拡大した外来化学療法室では、診察の場所は2部屋あり、相談室が別個に用意されています。また、従来は各科に割り当てられた曜日に制限されていた予約枠も、平日であればどの曜日でも利用できるようになり、利用者の都合や診療科診察などにあわせた予約が出来るようになっています。これまで入院でないとできなかった長い点滴であっても時間内に終わるものであれば対応しています。
 患者さんが来院されてから帰宅するまでの流れは、多くの場合次のようになっています。病院に到着したらまず再来機に診察券を通し、中央採血室で採血をして、医師の診察を受けます。医師が、採血結果や体調を確認し治療可能と判断してから、薬剤師が個々の患者さんに合わせた量で点滴を調剤しています。外来化学療法室で点滴を受けた後は、会計を済ませ帰宅するという流れになります。

主要疾患

すべての腫瘍性疾患。

主要検査

局所麻酔や全身麻酔を要する生検と病理学的検査、画像診断(PET-CTを含む)、各種腫瘍マーカー、遺伝子検査

診療実績

 2020年の利用件数は、8,418件(月平均701.5件)でした(グラフ参照)。

外来化学療法室の月平均利用数

 外来での抗癌剤治療のために消化器外科を筆頭に、呼吸器内科、乳腺外科、消化器内科、婦人科、泌尿器科、血液・腫瘍内科、耳鼻咽喉・頭頸部外科、歯科口腔外科、脳神経外科、形成外科が利用しています。また、がん以外の関節リウマチやクローン病を診療する免疫リウマチ科や消化器内科も、これらの自己免疫疾患に対して外来化学療法室を利用しております。
 がんも高血圧や糖尿病と同じように、老化に伴って頻度が上がる病気で、高齢化のすすむ日本では国民の半数が「がん」という病気にかかり、いわゆる「国民病」となっています。その治療の重要な役割である薬物治療は従来の抗がん剤以外にもホルモン剤や分子標的治療薬、この数年で急に開発されてきた免疫チェックポイント阻害剤の普及もあわせ治療法が多岐にわたるようになりました。オーダーメード治療、プレシジョンメディスンというようにそれぞれの患者さんや病気の状態にあわせた治療を選択してがんを治す、またはコントロールして長生きにつなげる方法が増えてきたことになります。これらの治療法では、副作用をうまく予防、発見してコントロールしつつ、これまでと同じような生活を送れるようにする事がゴールであると示されており、これには多くの人の協力が必要となります。当病院の医師、看護師、薬剤師、栄養士などでチームを組むだけではなく、患者の家族、かかりつけ医、ケースワーカー、社会保険労務士など院外も含めた多くの方々の助けもいただきつつ、患者自身やその周りの人を含めた生活を守っていく手助けをしていきたいと考えています。

外来化学療法室で勤務するスタッフ

スタッフ