産科・婦人科
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ご面会と立会い分娩条件変更のお知らせ
■■ファミリークラスを更新しました
インデックス
診療科の紹介 当センターで出産をお考えの方 生殖医療センター
診療科の紹介
特色
以下の様な患者様にやさしい医療を提供していますので、ご相談ください。
- 希望者に対する硬膜外麻酔分娩(無痛分娩)
- 腹腔鏡、ロボット補助手術による悪性腫瘍手術
- 子宮筋腫や過多月経に対するマイクロウェーブ手術、カテーテル治療
- 子宮脱に対する腹腔鏡手術
- 腹圧性尿失禁に対するメッシュスリング手術 (TVT手術)
- HPVワクチン外来での、子宮頸癌予防への積極的取り組み
〈産科〉(住吉母子医療センター)
安全で快適なお産をすべての方に
分娩中のお母さんを一人にしないケアを目指します (One to One Care)
希望者に対する硬膜外麻酔分娩(無痛分娩)の提供
産科診療は、2018年4月にオープンした南館(住吉母子医療センター)で行っております。南館4階の周産期医療センターは、3室のLDR(陣痛、分娩、回復室)と2室の分娩室をそなえています。妊娠中の集中管理のためのMFICU 6室を運用しています。産婦人科医2名が当直すると同時に、同じフロアに設置したNICUには常に新生児科医が待機する体制を敷いて、24時間体制で安全な妊娠管理に備えています。
一方で、正常な経過をとる分娩については、経験豊富なアドバンス助産師が主導する分娩を行い、妊婦さんがより満足度を感じられる分娩をめざしています。
総合病院内に設置された地域周産期医療センターとして、健康な妊婦さんはもちろん、さまざまな問題を抱えた妊婦さんの健康を守りながら安全な妊娠管理と分娩を行うことを目標としています。
〈婦人科〉
婦人科悪性腫瘍に対する集学的な治療
良性および悪性腫瘍に対するロボット、腹腔鏡、子宮鏡を用いた低侵襲手術
子宮脱、尿失禁に対する最新の手術治療
幅広い不妊症に対する生殖補助医療
男女を問わず、がん治療を受ける方に、生殖機能温存のお手伝いをします(がん生殖医療)
1)良性および悪性の婦人科腫瘍に対する集学的診断と治療、
2)骨盤底の機能低下(子宮脱、尿失禁)の診断と治療、
3)生殖医療、という婦人科の主要な分野に対して対応できる人材と設備を擁し、関連した診療科との連携のもとに、患者様に安心していただける診療の提供をめざしております。泌尿器科や画像診断科との協働診療による院内高度医療センター(子宮筋腫治療センター、子宮脱治療センターを設置して個々の患者さんに最も適した治療方法が選択できる体制を整えています。
また、生殖医療センターは、産科の外来、病棟とは離れた、静かな環境でのカップル単位での高度医療が行える体制を整えていると同時に、がん治療を受ける方に対する将来の生殖機能温存のためのカウンセリングを行っています。
主要疾患
〈産科〉
正常妊娠、合併症を持つ方の妊娠、妊娠に伴う合併症
外来では、毎回助産師と医師の面談があります。
希望者に対する硬膜外麻酔分娩(無痛分娩)を実施しています。
助産師が主体となって、妊娠管理を行う助産師外来を設置しております。
分娩も順調な経過をたどるものは、助産師が主体となってケアを行います(助産師分娩)。
近隣産婦人科施設からの産婦人科救急症例の搬送受け入れに積極的に取り組んでおります(地域周産期医療センター、OGCS準基幹病院)。
低リスク妊娠については、妊娠34週まで、お近くのクリニック(当センター登録医療機関)で妊婦健診を受けていただくことで、妊婦さんの健診受診にかかる負担軽減をはかっています(セミオープンシステム)。
〈婦人科〉
(1)悪性腫瘍・・・子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌、その他の婦人科悪性腫瘍
- 画像診断科、臨床検査科、病理科、放射線治療科との連携で、正確な診断と適切な集学的治療を行います。
- 悪性腫瘍に対する腹腔鏡および手術補助ロボット(DaVinci Xi)を用いた手術を早くから導入し、実績をあげています。
- 子宮体癌手術の70%は低侵襲手術(腹腔鏡、ロボット)で実施しています。
腹腔鏡下での子宮頸癌手術については、アメリカおよび日本で出された注意喚起にしたがって実施を見合わせています。
(2)良性腫瘍・・・子宮筋腫、卵巣良性腫瘍、子宮内膜症
- 開腹手術、腟式手術、腹腔鏡手術、子宮鏡手術というさまざまなアプローチから最適な治療方法を選択いたします。
- 過多月経に対する内膜破壊術 (MEA、子宮鏡)、筋腫に対する動脈塞栓術(UAE:画像診断科と共同診療)などの低侵襲医療を実施しています。(子宮筋腫治療センター)
(3)不妊症、ホルモン異常
- 生殖医療センターと、女性ヘルスケア外来での専門診療を行います。
- 生殖医療については、一般不妊検査治療から体外受精、顕微受精まで行っております。また、男性不妊については泌尿器科と連携して、精巣内精子の回収による顕微受精に対応しています。さらに、がん治療を行う方に対する妊孕性温存についての相談も受け付けております(がん生殖医療)。
- 卵管閉塞による不妊症については、卵管鏡を用いた手術を行っており、自然妊娠が期待できる症例があります。
(4)子宮脱、尿失禁(子宮脱治療センター)
- メッシュグラフトを用いた腟式手術(TVM手術)、腹腔鏡手術、ロボット補助手術 (仙骨腟固定術: LSC, RSC)の豊富な実績があります。
- メッシュを用いない腟式手術では、仙骨子宮靭帯への腟挙上術を併用して再発を防止しています。これらの多彩な方法のなかから、症例に応じた適切な術式を選んで実施いたします。
主要検査
〈産科〉
子宮頸部細胞診、超音波断層診断(経膣、経腹)
胎児3Dエコー検査、胎児心臓エコー検査、出生前検査
〈婦人科〉
子宮頸部細胞診、子宮内膜細胞診、子宮組織生検および病理診断、コルポスコピー、超音波断層診断(経膣、経腹)、
精液検査、子宮卵管造影、CT、MRI、腹腔鏡検査、子宮鏡検査、卵管鏡
診療実績
〈産科〉2022年実績
分娩数 1112件
母体搬送受け入れ数 67件
手術数 帝王切開分娩 257件 (帝王切開率 23.1%)
〈婦人科〉2022年実績
手術数(小手術を除く) 640 件
悪性腫瘍手術 64件(腹腔鏡 16件、ロボット 8件)
腹腔鏡手術 171件
子宮鏡手術 32件
腟式手術 76件
子宮脱手術 34件(V-NOTES 5件、ロボット 5件)
尿失禁手術 1件
悪性腫瘍手術症例内訳
子宮頸癌 8例(0期症例 34)
子宮体癌(肉腫を含む) 20例
卵巣癌(腹膜癌を含む) 20例
〈生殖医療〉2022年実績
人工授精 164例
採卵 105例
胚移植 110例
がん生殖医療
カウンセリング実施 7例
未受精卵凍結 0例
胚凍結 0例
精子凍結 2例
学会認定
- 日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設(総合型)
- 日本産科婦人科内視鏡学会認定研修施設
- 日本周産期・新生児医学会周産期専門医(母体・胎児)暫定認定施設
- 婦人科悪性腫瘍研究機構登録参加施設
- 日本生殖医学会生殖医療専門医制度認定研修施設
- 日本女性医学学会専門医制度認定研修施設
- 日本婦人科腫瘍学会専門医制度指定修練施設
- 日本産科婦人科学会認定卒後研修指導施設
- 母体保護法指定医認定研修機関
生殖医療センター
2018年10月1日『生殖医療センター』開設
このたび、体外受精等の不妊治療を行う『生殖医療センター』を開設する運びとなりました。
妊娠を試みているけどなかなか成立しない、病気があるけど妊娠しても大丈夫かな?妊娠できるかな?不妊治療ってどんな内容か聞いてみたいけど治療費が高いのかな?など悩みをかかえる女性、男性はあなただけではありません。 『生殖医療センター』は、総合病院内にある強みを生かして、周産期科はもちろんのこと泌尿器科と連携するなど、他科疾患合併を有する患者さんも積極的に診療させていただきます。
当センターでは、卵からゆりかごまで、さらにそれ以降もトータルにお役にたてる医療を提供していきます。
当センターで出産をお考えの方
面会と立会分娩について
立会い分娩再開のお知らせ
2022年7月15日より、当センターでは「立会い分娩」を、感染対策を十分に行った上で、患者さんに希望があり、かつ条件にあった場合に限り可能とします。
産後面会再開のお知らせ
2023年3月15日より、当センターでは「産後面会」を出生後の赤ちゃんとの愛着形成を目的に、感染対策を十分に行った上で、条件付きではありますが一部再開します。
詳しくは、「Baby プラス」をご覧ください。
ご面会と立合い分娩条件変更のお知らせ
2023年10月7日(土)より、差婦人科病棟では土日祝日の面会を開始します。
詳細は、「Baby プラス」院内掲示ポスターをご参照ください。
分娩入院紹介
当センターでの分娩入院について、紹介動画を作成しました。是非、ご覧下さい。
ファミリークラス再開しました
ファミリークラスについて
ファミリークラスの電話予約を再開しました。
詳しくは「ファミリークラスについて」をご覧下さい。
産後ケア
産後ケア(シヨートステイのみ)について
ご利用にはお住まいの区の保健福祉センターへお申込みいただき、承認を得る必要があります。
希望される方は、お住まいの区の保健福祉センターへご相談ください。
詳しくは、大阪市のホームページをご確認ください。
出生前検査
出生前検査について
出生前検査では、おなかの中の赤ちゃんに染色体の変化に関係したご病気があるかどうか、あるいはその可能性を調べます。ただし、出生前検査は必ずしも受けなければならない検査ではありません。
当院は、日本医学会の下に設置された出生前検査認証制度等運営委員会により基幹施設に認証され、従来から行っている羊水検査、クアトロ検査に加え、「非侵襲性出生前遺伝学的検査(以下NIPT(Non Invasive Prenatal Test)」にも対応しています。
出生前検査について詳しくお知りになりたい方は以下のホームページをご参照ください。
出生前検査認証制度等運営委員会 https://jams-prenatal.jp/
検査受検前には遺伝カウンセリングを受けていただきますので、検査の内容やメリット・デメリットなどをご理解いただき、検査受検についてはご家族でよくご相談の上ご検討ください。
出生前検査をご希望される時は
無痛分娩
無痛分娩(和痛分娩)を実施しています。
当センターでは医学的に必要性のある方に対してだけでなく、妊婦さん自身の御希望による無痛分娩を実施しています。
当センターでは、より安全で、よいお産をしていただくために、産科医、助産師、新生児科医だけでなく、麻酔科をはじめとして、各診療科の協力を得て、妊娠分娩の管理にあたっております。 妊婦さん自身が考えられるよりよいお産のために我々が何をできるかについて、是非ご相談ください。
無痛分娩は、硬膜外麻酔法によって分娩に伴う痛みを和らげる方法です。和痛分娩とも言い、分娩に伴う痛みがまったくなくなるわけではありませんが、痛みを大幅に和らげながら経膣分娩を行う方法です。
硬膜外麻酔法は、細くて柔らかいチューブを背中から腰の脊髄の近く(硬膜外腔)に入れて、そこから鎮痛薬を少量ずつ注入することで行います。神経の近くに鎮痛薬を入れることから、使用する鎮痛薬の量は少量で、赤ちゃんに対する影響はほとんどありません。 日本ではまだ一般的とはいえませんが、欧米では広く実施されており、アメリカやフランスでは、全分娩の約6割が硬膜外無痛分娩によって行われています。
これまで、無痛分娩を希望される方でも、費用の面で不安を感じられる方が多かったことを考慮して、当センターでは、無痛分娩の分娩費用を約65万円の定額制としておりますので、安心してご相談ください。ただし、保険診療の適応となるような医学的処置を行った場合を除きます。
詳しくは、こちらの小冊子「無痛分娩をお考えの方に」をご覧下さい。
当センターは無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)の登録施設です。
無痛分娩施設情報一覧はこちらをご覧下さい。
スタッフ
写真 | 職名 | 医師名 | 専門分野 | 学会認定など |
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主任 部長 |
竹村 昌彦 (たけむら まさひこ) |
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生殖
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森重 健一郎 (もりしげ けんいちろう) |
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副部長 | 隅蔵 智子 (すみくら ともこ) |
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副部長 | 田口 貴子 (たぐち たかこ) |
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副部長 | 笹野 恵 (ささの けい) |
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副部長 | 島津 由紀子 (しまづ ゆきこ) |
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副部長 |
増田 公美 |
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副部長 | 久保田 哲 (くぼた さとし) |
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副部長 |
松崎 聖子 |
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副部長 |
武藤 はる香 |
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医長 |
海野 ひかり |
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診療 主任 |
加藤 愛理 |
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診療 主任 |
伊藤 風太 |
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診療 主任 |
八木 太郎 |
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医員 |
二階堂 菜月 |
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医員 |
道佛 香奈江 |
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医員 |
竹村 昌親 |
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