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患者のみなさまへ

遺伝診療センター

トピックス

 遺伝カウンセリングを開設しました。(詳しくはこちらをご覧ください)

 がんゲノム医療について

 出生前検査について

特色 

 最近の遺伝医学の発展に伴い、多くの病気が遺伝子レベルで解明され、がん、神経・筋疾患、先天性代謝異常症、染色体異常症などで、診断や治療、予防に役立てられています。具体的には、診断を確定するための検査として、また遺伝性の病気の発症を予測する発症前診断、胎児が病気を有しているかどうかを検査する出生前診断などが、広く行われるようになりました。
 それに伴い、患者様やご家族の中には、がん家系だが遺伝するの? 血縁者に遺伝性の病気があり自分も同じ病気になるの? 遺伝子検査をすることで何が判るの? などの悩みや不安を持たれる方が多くなっています。
 遺伝診療センターは、このような遺伝に関わる問題に対し、チーム医療による遺伝カウンセリングによって、遺伝に関する医学的情報を正確にわかりやすく説明し、心理的社会的支援を行います。これにより、遺伝学的検査のプロセスが患者様やご家族の意思が尊重されたものとなるようにサポートいたします。
なお、2022年度の遺伝カウンセリングの件数は107件でした。

遺伝カウンセリングの実施と流れ

(1)予約
   お電話でお受けいたします。ご相談の目的や正しい遺伝カウンセリングに必要な病気と経過について詳しくお聞きします
(2)ご都合の良い日時をお聞きし、カウンセリングの日時を決めます。
(3)遺伝カウンセリングの実施
   遺伝医療の専門職である、臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラー、各診療科の専門医、看護師などが相談に当たります。
(4)お問い合わせ
   相談は完全予約制です。
   相談をご希望される方は、当センターにお電話ください。
   受付曜日と時間;月~金曜日の9時30分~16時

がんは遺伝子に生じた変異によっておこる病気です。 

 一人一人のがん組織の遺伝子を網羅的に調べ、遺伝子変異を明らかにし、それに基づいた診断と治療を行う、がんゲノム医療が行われています。当センターは、2018年に、厚生労働省が地域のがんゲノム医療提供体制の拡充を図るために整備した「がんゲノム医療連携病院」に指定されました。これに伴い、保険適応となったがん遺伝子パネル検査によって、がん遺伝子変異に応じた分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤による治療ができるようになりました。
 2022年度のがん遺伝子パネル検査の実績は54症例(内、他院からの依頼は7症例)でした。がん遺伝子パネル検査については、当センターの主治医または遺伝診療センターにご相談ください。

スタッフ

 臨床遺伝専門医、認定遺伝カウンセラー、神経内科専門医、臨床心理士、遺伝看護師などです。