眼科
特色
● 南大阪でトップクラスの手術件数
● 最新の手術機器
● 白内障・網膜硝子体を中心に診療
当科に在籍する6名の医師は、日本眼科学会専門医4名および取得志望医師2名で、眼科疾患全般にわたり診療を行っています。特に力を入れている分野は白内障、網膜硝子体疾患です。
白内障は、基本的には日帰り手術でおこなっていますが、全身疾患がある場合や通院が困難な場合には1泊2日の入院も可能です。通常の白内障はもちろん、進行例、散瞳不良例や水晶体の支えが弱っている(チン小帯脆弱)ような難易度の高い症例も積極的に受け入れています。また、白内障手術後の、晩期合併症である眼内レンズ脱臼に対しても、積極的に手術を行っています。
網膜硝子体手術は、最新の硝子体手術機器であるアルコン社コンステレーション®と広角観察システムであるZeiss社Resight®を導入しています。切開創は、25ゲージ(0.6mm)もしくは27ゲージ(0.4mm)と非常に小さく、極めて低侵襲の硝子体手術を行うことが可能です。
主な対象疾患は、黄斑上膜、黄斑円孔、硝子体出血、増殖糖尿病網膜症、裂孔原性網膜剥離、増殖硝子体網膜症で、その他あらゆる網膜硝子体疾患に対する治療が可能です。
手術機器の紹介
● 手術用顕微鏡 Lumera 700®
● 硝子体手術用広角観察システム Zeiss Resight®
● 白内障手術機器 Alcon社 センチュリオン®
● 硝子体手術機器 Alcon社 コンステレーション®
主要疾患
● 白内障
● 難治性白内障
● 眼内レンズ脱臼
● 網膜硝子体疾患
- 黄斑上膜
- 黄斑円孔
- 裂孔原性網膜剥離
- 増殖硝子体網膜症
- 硝子体出血
- 増殖糖尿病網膜症
- 加齢黄斑変性
- 網膜静脈閉塞症
● 緑内障
- 低侵襲緑内障手術(MIGS)(iStent inject Wやマイクロフック)
● ぶどう膜炎
黄斑上膜
黄斑円孔
眼内レンズ亜脱臼
硝子体出血
増殖糖尿病網膜症
増殖硝子体網膜症
主要検査
光干渉断層計(OCT)
OCTアンギオグラフィー
蛍光眼底造影検査(フルオレセイン、インドシアニングリーン)
広角眼底写真
ゴールドマン視野計
ハンフリー視野計
内皮スペキュラー
光学式眼軸長測定検査(IOLマスター)
超音波眼軸長測定検査(A-mode)
超音波断層撮影(B-mode)
HESSチャート
網膜電図(ERG) など
診療実績
2022年度の観血的手術件数は、総計1,091件(内訳、白内障手術923件、網膜・硝子体手術144件、緑内障手術16件、その他8件)でした。また加齢黄斑変性、糖尿病黄斑症、黄斑浮腫を伴った網膜静脈閉塞症、病的近視における脈絡膜新生血管に対する抗VEGF療法を1,253件施行しました。
学会認定
日本眼科学会専門医制度研修施設
スタッフ
写真 | 職名 | 医師名 | 専門分野 | 学会認定など |
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主任部長 | 阪本 吉広 (さかもと よしひろ) |
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副部長 | 山本 拓広 (やまもと たくひろ) |
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副部長 |
森藤 寛子 |
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医長 | 横山 洵子 (よこやま じゅんこ) |
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医員 | 尾村 里奈 (おむら りな) |
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診療科からのお知らせ
外来診察は原則として全て予約制ですが、医療機関からの紹介患者および急患には柔軟に対応しています。白内障手術、硝子体手術などの観血的手術およびレーザー治療や抗VEGF薬硝子体内注射は、一度診察のうえで予約を取らせていただいております。 白内障手術は基本的に日帰りで行っていますが、入院での手術にも対応しています。 最新の網膜硝子体手術機器を導入しており、黄斑疾患から増殖糖尿病網膜症、増殖硝子体網膜症などの重傷症例などに対する硝子体手術を積極的に行っています。