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患者のみなさまへ

泌尿器科

診療内容

当科では腎がん、腎盂尿管がん、膀胱がん、前立腺がん、前立腺肥大症、尿路結石症といった尿の通り道(尿路)と男性生殖器にかかわる疾患すべてについての診療を行っています。また慢性腎不全に対する腎移植治療、副腎や副甲状腺といった内分泌疾患に対する外科的治療も行っています。

科の特色

外科的治療においては腹腔鏡手術、ロボット支援手術など低侵襲手術に積極的に取り組んでいます。
また大阪府下の代表的な腎移植施設でもあります。近年では年間約20例の腎移植を行っています。

最近の治療のトピックス

前立腺がんのロボット手術

当科では従来の開腹による恥骨後式前立腺全摘術に加えて2009年より腹腔鏡下前立腺全摘術を行っています。さらに、2012年6月より手術支援ロボット「da Vinci S」(ダ・ヴィンチ)を導入し、前立腺癌の患者さんにダ・ヴィンチを使ったロボット支援手術を行っています。腹腔鏡下手術は内視鏡で観察しながら行う手術の事で、お腹に大きな創を作ることなく、小さな穴を5~6箇所開けて直径5~12mmのトロカーと呼ばれる筒状の器具を通して行う、体に負担が少なくてすむ手術です。内視鏡を用いた拡大視野で行うため、肉眼より細かい手術が可能となっています。

ダ・ヴィンチを使った手術では内視鏡画像がさらに3−D画像となり、腹腔鏡で見るよりさらに拡大された画像を見ることが可能となりました。また腹腔鏡より自由度の高い鉗子を使用することで、より精緻な手術が可能となりました。

当科では2012年度より前立腺癌に対する手術治療に導入し、すでに300例以上でこのダ・ヴィンチを使用した根治的前立腺全摘術を行っています。

前立腺はクルミ大の大きさで周囲は膀胱、直腸があり、周囲には血管や勃起に関係する神経や尿道括約筋が存在します。(図2)

前立腺がんのロボット手術 前立腺がんのロボット手術

拡大された3次元の画像と、鉗子は術者の手の動きを縮尺して操作され、また手ぶれ補正もされているため、正確な手術が可能です。特に尿道と膀胱の吻合は細かな操作が必要で、ダ・ヴィンチならではの操作性が生かされます。したがって、癌の根治性の向上はもとより、勃起機能不全や尿失禁などの合併症の軽減が期待されていますが、当院での200例の患者さんのデータでも手術後、早期から尿失禁の回復が見られています。

現在、「da Vinci S」からより解像度の高い「da Vinci Si」という最新の器械にバージョンアップして手術を行っています。
なお、前立腺がんのロボット手術は保険適応されています。

ロボット手術 ダヴィンチ

腎がんのロボット手術

小径腎がんの場合(大きさが4cmぐらいまで)、現在は部分切除術が主流な治療法となっています。当科では腹腔鏡での部分切除術に加えて、ロボット支援下の腎部分切除術を行っています。腹腔鏡に比較して自由度の高い鉗子で切除が可能で縫合も極めて容易となり、腫瘍部分を切除する際に行う腎血流遮断時間の短縮につながっています。腎血流遮断時間の短縮は腎臓の機能の保持に結びつくといわれており、また正確な切除と確実な腎臓の実質の縫合も容易となり、術後の良好な腎機能を維持できています。
当科では当手術に対する施設基準を満たしており、2016年4月の診療報酬の改訂により腎がんのロボット支援部分切除術を保険適応で受けていただけるようになりました。

前立腺がん、腎がんに対するロボット支援手術をご希望の方は当院泌尿器科外来までお問い合わせください。
06-6692-1201(内線2240)

腎臓移植

当科では毎年約20例近くの腎臓移植を行っております。
くわしくはこちらをご覧ください。

なお、腎臓移植についての相談、ご紹介は毎週水曜日(午後)の腎移植相談外来で行っております。
完全予約制となっておりますので、当センターの地域医療連携室または泌尿器科外来へお問い合わせください。

地域医療連携室  06-6606-7014(直通)
泌尿器科外来    06-6692-1201(内線2240)

各疾患の治療方針

(1) 腎(細胞)がん
できる限り腹腔鏡手術による腎摘除を行っています。
また腫瘍サイズが4cm以下の場合には積極的に腎温存術(腎部分切除)を行っています。
進行症例や転移・再発症例の場合はインターフェロン療法、分子標的薬を用いた治療を行います。

(2) 腎盂癌・尿管がん
できる限り腹腔鏡手術による腎尿管全摘除術を行っています。
摘出病理の結果によっては術後に下記の抗がん剤を用いた全身化学療法を行います。
M-VAC療法:メソトレキセート・ビンブラスチン・アドリアマイシン・シスプラチン 
GC療法:ゲムシタビン・シスプラチン
GP療法:ゲムシタビン・パクリタキセル

(3) 膀胱がん
まず内視鏡手術(経尿道的腫瘍切除術)を行います。
この手術により膀胱がんの診断を行い、がんの深さや悪性度によっては追加治療を行います。膀胱がんの治療方法はがんが筋層までか、それ以上かによって治療法が変わります。

・筋層に達していない場合
手術は経尿道的膀胱腫瘍切除のみを行います。
腫瘍の残存が疑われる場合やがんの深さがはっきりしない場合は再度同じ手術を行うことがあります。
膀胱がんの再発率は高く、45%くらいに再発します。
再発予防として手術直後の抗がん剤の膀胱内注入
再発の危険性が高いと判断された場合
抗がん剤やBCG(結核のワクチン)の膀胱内注入(週1回:6~10回)

・筋層に達している場合
膀胱全摘除術と術前・術後全身化学療法M-VAC療法、GC療法、GP療法を行います。
膀胱全摘除術後の尿路変向術には回腸導管・尿管皮膚瘻・代用膀胱などがありますが、年齢や体力・病期を考慮し、相談の上決定しています。
一部の症例では膀胱温存のため動脈内抗がん剤注入療法・放射線療法も行っています。


(4) 前立腺がん
・前立腺内に限局しており、転移のない場合
前立腺全摘除術を原則(75歳以下)としていますが、放射線療法(外照射・小線源療法)も治療選択枝として提示します。(放射線療法については放射線治療科での診察あり)
手術:ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術
放射線治療:高精度放射線治療(IMRT)や小線源療法(前立腺がん密封小線源永久挿入療法) 、高線量率の組織内照射に対応可能です。

・前立腺被膜を越えて侵襲しているが、遠隔転移のない場合
内分泌療法後に前立腺全摘除術・放射線療法を行っています。
この場合の手術療法は広範囲切除術を行っています。

・膀胱等の周囲隣接臓器に浸潤している場合や遠隔転移症例・再燃例の場合
内分泌療法、放射線療法、化学療法、疼痛療法を組み合わせた治療を行ないます。

・内分泌療法の効果がない前立腺がんの場合
抗がん剤(ドセタキセル、カバジタキセル)による化学療法を行います。

(5) 精巣がん
まずは精巣を摘出する手術(高位精巣摘出術)を行います。
手術による組織診断およびCTによる転移の有無を調べたあと下記のいずれかの治療を行います。
経過観察(careful watching)
放射線療法
全身化学療法(BEP療法:シスプラチン、エトポシド、ブレオマイシン)
後腹膜リンパ節郭清

診療実績

診療実績

学会認定

日本泌尿器科学会専門医教育施設

スタッフ

写真職名医師名専門分野学会認定など
やまぐちせいじ 副院長 山口 誓司
(やまぐち
せいじ)
  • 泌尿器科
    全般
  • 尿路・性器
    悪性腫瘍
  • 腎移植
  • 日本泌尿器科学会代議員/認定専門医/指導医
  • 日本腎臓学会認定専門医/指導医
  • 日本内視鏡外科学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
  • 日本泌尿器内視鏡学会 代議員/腹腔技術認定医
  • ダ・ヴィンチサージカルシステム認定医
  • 泌尿器ロボット支援手術プロクター
  • 日本移植学会代議員/移植認定医
  • 日本臨床腎移植学会評議員/腎移植認定医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
    /暫定教育医
  • 内分泌外科専門医/評議員
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア
    研修会修了
  • 日本緩和医療学会暫定指導医
  • ICD制度協議会認定ICD
  • 日本医師会認定産業医
たかおてつや 主任
部長
高尾 徹也
(たかお
てつや)
  • 泌尿器科
    全般
  • 尿路・性器
    悪性腫瘍
  • 排尿障害
  • 男性不妊
  • 日本泌尿器科学会認定専門医/指導医
  • 日本性機能学会認定専門医
  • 日本生殖医学会認定生殖医療専門医
  • 日本内視鏡外科学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
  • 日本泌尿器内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
  • ダ・ヴィンチサージカルシステム認定医
  • 泌尿器ロボット支援手術プロクター
  • 日本移植学会移植認定医
  • 日本臨床腎移植学会腎移植認定医
  • 内分泌外科専門医/評議員
  • 日本内分泌学会内分泌代謝科(泌尿器科)専門医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本臨床泌尿器科医会理事
  • 大阪泌尿器科臨床医会常任理事
  • 医療系大学間共用試験実施評価機構医学系OSCE
    評価者認定医
  • 日本排尿機能学会代議員/認定医
  • 日本アンドロロジー学会評議員
  • NGB研究会世話人
  • がん診療に携わる医師に対する緩和
    ケア研修会修了
つたはらこういち 副部長 蔦原 宏一
(つたはら
こういち)
  • 泌尿器科
    全般
  • 尿路・性器
    悪性腫瘍
  • 腎移植
  • 日本泌尿器科学会認定専門医/指導医
  • ダ・ヴィンチサージカルシステム認定医
  • 日本泌尿器内視鏡学会代議員/腹腔鏡技術認定医
  • 日本移植学会代議員/移植認定医
  • 日本臨床腎移植学会腎移植認定医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和
    ケア研修会修了
なかがわまさひろ 副部長 中川 勝弘
(なかがわ
 まさひろ)
  • 泌尿器科
    全般
  • 尿路・性器
    悪性腫瘍
  • 腎移植
  • 日本泌尿器科学会認定専門医/指導医
  • 日本内視鏡外科学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
  • 日本泌尿器内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
  • ダ・ヴィンチサージカルシステム認定医
  • 日本移植学会移植認定医
  • 日本臨床腎移植学会腎移植認定医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和
    ケア研修会修了
かわむらのりひこ 医長

川村 憲彦
(かわむら
のりひこ)

  • 泌尿器科
    全般
  • 尿路・性器
    悪性腫瘍
  • 日本泌尿器科学会認定専門医/指導医
  • 日本泌尿器内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
  • ダ・ヴィンチサージカルシステム認定医
  • 大阪大学招聘教員
  • がん診療に携わる医師に対する緩和
    ケア研修会修了
あさくらとしひさ 医員

朝倉 寿久
(あさくら
としひさ)

  • 泌尿器科
    全般
  • 尿路・性器
    悪性腫瘍
  • がん診療に携わる医師に対する緩和
    ケア研修会修了
  • ダ・ヴィンチサージカルシステム認定医
おかとしき 医員

岡 利樹
(おか
としき)

  • 泌尿器科
    全般
  • 尿路・性器
    悪性腫瘍
  • がん診療に携わる医師に対する緩和
    ケア研修会修了
  • ダ・ヴィンチサージカルシステム認定医
たにまさる 医員

谷 優
(たに
まさる)

  • 泌尿器科
    全般
  • がん診療に携わる医師に対する緩和
    ケア研修会修了
かわたのぶひこ 医員

河田 信彦
(かわた
のぶひこ)

  • 泌尿器科
    全般
  • がん診療に携わる医師に対する緩和
    ケア研修会修了

外来診療のご案内

外来診療のご案内 

腎移植の相談について

腎移植についての相談および腎移植相談外来の予約につきましては完全予約制となっております。
当センターの地域医療連携室または泌尿器科外来へお問い合わせください。

地域医療連携室 06-6606-7014(直通)
泌尿器科外来 06-6692-1201(内線2240)

診療科からのお知らせ

外科系症例データベース事業(NCD)への参加について

当科では、さまざまな疾患における治療の向上を目的として、さまざまな臨床研究に取り組んでおります。ご理解ご協力のほどお願いいたします。

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