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患者のみなさまへ

HPVワクチン外来

HPVワクチン外来について 

 子宮頚がんは若い世代に多いがんで、日本では毎年1.1万人が罹患し、約2800人が亡くなっています。マザーキラーという別名の通り、子宮頚がんにかかることで、命が助かっても妊娠出産を諦めなければならない人もいます。子宮頚がん健診を受け、早期発見・子宮を残す治療はできますが、治療後の妊娠での流産や早産の可能性が高くなります。定期的ながん検診だけでなく、ワクチン接種で子宮頚がんを予防することが、将来の妊娠・出産には重要です。
 子宮頚がんの発生には、ヒトパピローマウィルス(HPV)が関与することが分かっており、4価HPVワクチンを接種することで子宮頚癌の50~70%、9価ワクチンであれば約90%が予防できると言われています。WHOはHPVワクチンの接種を推奨しており、100カ国以上で公的な接種が行われています。日本では、小学校6年~高校1年相当の女子が定期接種の対象となっており、HPVワクチンを公費で接種することができます。過去にHPVワクチン接種を合計3回受けていない、誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日の方も公費で接種することができます。
 当院では、HPVワクチン接種に対する説明・同意して頂いた上で、4価ワクチン(ガーダシル)あるいは9価ワクチン(シルガード9)の接種を行っています。両者とも、間隔を空けて合計3回接種します(標準的には、1回目接種の後、2ヶ月後と6ヶ月後に接種します)。15歳未満の方で、9価ワクチン(シルガード9)を接種される場合は、2回接種となり、標準的には1回目接種の後、6ヶ月後に2回目を接種します。
 ご不明な点ございましたら、平日14時~16時の間に電話にてお問い合わせください。 

診察について

診察場所:産婦人科外来
診察日時:毎週水曜14時~16時
費用:4価ワクチン(ガーダシル)13730円/回 
   9価ワクチン(シルガード9)24180円/回

大阪市在住の小学校6年~高校1年 女子はどちらも公費で接種可能です。 

完全予約制となっております。事前に電話にて予約をお取りください。
予約の際には、ワクチンの種類、公費使用の有無についてもお伝えください。
未成年の方は、郵送された予診票をお持ちの上、保護者同伴でお越しください。
※なお、新型コロナワクチン接種の前後2週間は、HPVワクチンの接種はできませんので、ご注意ください。

予約について

問い合わせ先:産婦人科外来
電話番号:06-6692-1201(代表)
受付時間:平日 14時~16時