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患者のみなさまへ

難治性骨折診、手・肘外科診

 2020年4月1日より、難治性骨折診、手・肘外科診の2つの専門外来を開始しています。

難治性骨折診について

 骨折は通常、受傷してから 3 ヶ月~半年位までに治癒し、本格的な日常生活への復帰に向けてリハビリ活動を行うこととなります。しかし、必ずしもすべての骨折が治癒するとは言えず、「偽関節」・「遷延治癒」と呼ばれる「難治骨折」となる症例も存在します。これらの治療には、特に専門的な知識や技量が求められ、通常の骨折治療の経験が豊富な医師でも対応がなかなか難しい場合も珍しくはありません。我々は、これまでにこのような難治骨折の治療に数多く携わってきており、このように骨折が治らずお困りの患者さんを対象に専門的な治療を行っております。
 下記に該当するような患者さんは、大阪急性期・総合医療センター 整形外科「難治骨折診」をご利用下さい。

難治性骨折診で対応可能な病態

上腕骨遠位端関節内粉砕骨折

 

症例2、症例3

 

症例4

 

手・肘外科診について

 当センターでは 2011 年 7 月 1 日より整形外科一般診療の他に、上肢の外傷や疾患症例への対応を開始しており、多くの症例を御紹介いただき、治療させていただいております。
 年々、より高度な専門的治療を要する症例が増加しつつあり、2020 年 4 月 1 日より、これらの症例に対応するため手・肘外科診を開設致します。大阪大学整形外科学教室手外科班に所属し、手肘外科の豊富な経験を積んだ医師 2 名で対応いたしますので、手・肘外科領域の症例については、整形外科「手・肘外科診」をご利用ください。

手・肘外科診で対応可能な代表的疾患

  • 手指、手関節・肘関節の新鮮骨折
  • 手指・前腕の神経や腱断裂
  • 関節リウマチによる手・指、肘関節障害(症例1)
  • 絞扼性神経障害(肘部管・手根管・胸郭出口症候群)
  • 手指(へバーデン・ブシャール結節・母指 CM 関節症)・手関節・肘関節症(症例2)

症例1、症例2

 

受診について

「難治骨折診」「手・肘外科診」は、当センター整形外科にて予約制で診察を行っております。まずは地域の医療機関を受診いただき、紹介元となる医療機関から当センター地域医療連携センターを通して診察予約をおとりいただいての受診をお願いします。

診察予定表

*当日診察

予約が困難な場合は、上記当日診察の曜日(受付時間 8:30 から 11:00)でも対応可能です。ただし、学会や手術などで対応できない場合があります。ご了承ください。

受診の際のお願い

かかりつけ医の紹介状(診療情報提供書)や、これまでに検査された画像(レントゲンや MRI、CT など)をお持ちいただけますと、初診時により多くのご説明が可能となります。また、当センターで治療を開始するまでの治療歴が大変重要となり、どんな治療法が最適かの判断材料となりますのでご協力をお願いします。

大阪急性期・総合医療センター
四肢外傷治療センター 藤原 達司