精神科
特色
当センター精神科は、精神科救急・合併症入院料病棟として、身体合併症受入れの基幹的な役割を担ってきましたが、病院の方針として、2022年5月より精神病棟入院基本料病棟に届け出を変更し、病床数(閉鎖病棟)を12床へ縮小しています。
診療の特色として、自殺未遂等で救命救急センターに搬送された方、精神科病院で対応困難な身体疾患を合併した患者様、一般病院で対応困難な精神症状を合併した患者様、精神疾患をもつ妊婦様を中心に受け入れています。
主要疾患
身体合併症に特化して、入院および外来診療を行っています。入院では、骨折、感染症、悪性腫瘍、急性腹症、妊娠・出産など身体疾患に対して入院治療を要する患者様を受け入れています。精神疾患は統合失調症、気分障害、薬物関連障害、器質性精神障害、認知症、知的障害、発達障害など多岐にわたります。
主要検査
日常診療における一般的な血液・尿検査、内分泌・免疫検査、脳波検査、頭部MRI・MRAおよびCT検査、SPECTによる脳血流検査など。心理師による高次脳機能検査および心理検査。
診療実績
(1)外来
2023年の精神科初診の818人のうち、院外からの紹介は15人、残る803人は院内他科からの紹介でした。外来初診は198人で、うち産婦人科が67人と最も多く、大半が妊娠中の患者様でした。
精神科初診の818人のうちせん妄が279人(34.1%)と最も多く、次いで神経症性障害が137人(16.7%)、うつ病が115人(14.1%)でした。
現在、外来診療を縮小しており、精神疾患のみの方の初診はお受けしていません。
(2)入院
2023年の新入院患者数が92人で、全患者が身体合併症を有していました。
入院時の入院形態は医療保護入院68人、任意入院22人、応急入院2人でした。
学会認定など
- 日本精神神経学会 精神科専門医研修施設
(大阪大学病院、さわ病院、阪南病院、大阪精神医療センター、浅香山病院、大阪公立大学病院の専門医研修プログラム連携施設) - 応急入院指定病院
スタッフ
職名 | 医師名 | 専門分野 | 学会認定など |
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主任部長 | 松田 康裕 (まつだ やすひろ) |
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医長 | 小泉 冬木 (こいずみ ふゆき) |
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医員 |
堤 真也 |
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レジデント |
谷向 祐宥 |
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レジデント |
松井 大樹 |
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レジデント |
泉 匠駿 |
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診療科からのお知らせ
【精神科体制変更のお知らせ】
2022年4月より医療機関からの合併症患者の入院受け入れを停止しておりましたが、2023年8月より精神科単科病院からの合併症患者の受け入れを再開しました。
【外来について】
精神科は、当センターの精神科および一般科に入院中の患者様の診療を主な業務としており、精神疾患の診療のための外来初診はお受けしていません。ご理解いただけますようお願い申し上げます。