精神科
特色
当センター精神科は、精神科救急・合併症入院料病棟として、身体合併症受入れの基幹的な役割を担ってきましたが、病院の方針として、2022年5月より精神病棟入院基本料病棟に届け出を変更し、病床数(閉鎖病棟)を12床へ縮小しています。
診療の特色として、自殺未遂等で救命救急センターに搬送された方、精神科病院で対応困難な身体疾患を合併した患者様、一般病院で対応困難な精神症状を合併した患者様、精神疾患をもつ妊婦様を中心に受け入れています。
主要疾患
身体合併症に特化して、入院および外来診療を行っています。入院では、骨折、感染症、悪性腫瘍、急性腹症、妊娠・出産など身体疾患に対して入院治療を要する患者様を受け入れています。精神疾患は統合失調症、気分障害、薬物関連障害、器質性精神障害、認知症、知的障害、発達障害など多岐にわたります。
主要検査
日常診療における一般的な血液・尿検査、内分泌・免疫検査、脳波検査、頭部MRI・MRAおよびCT検査、SPECTによる脳血流検査など。心理師による高次脳機能検査および心理検査。
診療実績
(1)外来
2021年の外来患者数は延べ4,104人、1日平均16.9人でした。
精神科初診の1,138人のうち、院外からの紹介は126人、残る1,012人は院内他科からの紹介でした。外来での紹介(308人)は産婦人科が130人と最も多く、大半が妊娠中の患者様でした。入院病棟の往診が704人で、救急診療科が128人と最も多く、次いで重症コロナセンター59人、消化器内科52人、整形外科52人などでした。
精神疾患はせん妄が361人(31.7%)と最も多く、次いでうつ病が174人(15.3%)、神経症性障害が160人(14.1%)でした。
現在、外来診療を縮小しており、精神疾患のみの方の初診はお受けしていません。
(2)入院
2021年の新入院患者数が229人で、合併症患者数は183人(80%)と大半を占めています。合併症のない患者数は46人で、うち修正型電気けいれん療法が15人、緊急措置・措置入院が18人でした。
学会認定など
- 日本精神神経学会 精神科専門医研修施設
(大阪大学病院、さわ病院、阪南病院、大阪精神医療センター、浅香山病院、大阪公立大学病院の専門医研修プログラム連携施設) - 応急入院指定病院
スタッフ
職名 | 医師名 | 専門分野 | 学会認定など |
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部長 | 松田 康裕 (まつだ やすひろ) |
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診療主任 | 小泉 冬木 (こいずみ ふゆき) |
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医員 |
堤 真也 |
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レジデント |
古川 まゆ |
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レジデント |
藤井 知幸 |
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レジデント |
谷向 祐宥 |
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診療科からのお知らせ
【精神科体制変更のお知らせ】
2022年4月より医療機関からの合併症患者の入院受け入れを停止しておりましたが、2023年8月より精神科単科病院からの合併症患者の受け入れを再開しました。
【外来について】
精神科は、当センターの精神科および一般科に入院中の患者様の診療を主な業務としており、精神疾患の診療のための外来初診はお受けしていません。ご理解いただけますようお願い申し上げます。