ページ内を移動するためのリンクです。
現在表示しているページの位置です。
患者のみなさまへ

小児科・新生児科

トピックス

ホームケアパンフレットが出来ました。

特色

 大阪府市共同 住吉母子医療センターは、南館5階の小児病棟(一般小児50床、HCU8床)、4階の新生児病棟(NICU9床、GCU 12床)、1階の小児科・小児外科外来からなり、小児地域医療センターとしての活動を継続しています。急性期・総合医療センターの各診療科や地域医療機関と連携して、小児・新生児の急性疾患に24時間体制で対応するよう努めています。小児の慢性疾患については専門外来を設け、地域の子どもの健康と安全を守る取り組みを進めています。

小児科の特色

(1) 急性期総合病院としての小児医療
 小児科ホットラインを活用し、小児科医が直接紹介元医療機関や救急隊と情報をやり取りして幅広い小児の急性疾患に対応します。多領域にわたる小児疾患についてもファーストタッチとともに、院内各診療科や高次医療機関と連携して総合的に小児救急患者に対応します。

(2) 小児専門医療の提供
  一般疾患から専門性が求められる疾患まで、各領域のエキスパートが診療に当たります。
(a) 神経外来:てんかんや各種けいれん疾患など小児神経疾患の診療
(b) アレルギー外来:喘息、食物アレルギーを中心にアレルギー疾患全般の診療
(c) 循環器外来:先天性心疾患や不整脈など小児循環器疾患全般の診療
(d) 腎臓外来:腎炎、ネフローゼ症候群など小児腎尿路系疾患全般の診療
(e) 消化器疾患:炎症性腸疾患、肝疾患など小児消化器疾患の診療
(f)  発達障がい外来:公認心理師と連携して発達検査や発達障がいの診断、地域療育機関との連携
(g) その他、低身長、川崎病フォローアップ外来なども行っています。

(3) 医療的ケア児の医療
 医学的管理や処置を在宅で受けている医療的ケア児を対象に、介護家族が一時的に休めるよう、介護の代替を提供するレスパイト入院を受け入れています。

(4)養育支援・虐待への対応
 養育支援チーム・虐待対策委員会と協力して要養育支援児や被虐待児の診断・治療を行い、子ども家庭センターと連携して、初期介入とフォローアップに取り組んでいます。

(5)小児科休日・夜間診療連携カード
 当センター登録医の先生方に、休日・夜間診療連携カードをお渡ししています。日中に診療された患者さんが夜間や休日に病状の悪化が予想される場合に、登録医の先生からこのカードを患者さんに渡していただきます。このカードを持参して当センターの時間外救急を受診されると、紹介患者さんと同じように診療にあたります。

新生児科の特色

(1)地域周産期母子医療センターとして、在胎32週以上の早産児、低出生体重児、病的新生児など治療が必要な新生児を24時間体制で受け入れ、NICUで児に必要な集中治療を行っています。

(2)産婦人科と連携し、精神神経疾患を含めたハイリスク妊娠に対し出生前からケアに関わり、新生児医療にスムーズに移行できるよう取り組んでいます。

(3)新生児蘇生法(NCPR)講習会を開催し、その普及に努めています。

(4)母乳育児支援に取り組んでいます。

小児科主要疾患

(1) 感染症:一般的な感染症(気管支炎・肺炎、胃腸炎、尿路感染など)から重症感染症(髄膜炎、脳炎、重症肺炎、敗血症など)まで、すべての感染症に対応します。

(2) 消化器肝臓疾患:肝臓疾患、炎症性腸疾患、慢性便秘、血便、繰り返す嘔吐など消化器疾患全般。小児内視鏡検査を行っています。

(3) 神経疾患:てんかん、各種けいれん性疾患、神経筋疾患など

(4) 発達障がい:自閉スペクトラム症、注意欠陥多動性障害、学習障害など

(5) アレルギー疾患:気管支喘息、食物アレルギー、アトピーなど。食物経口負荷試験を行っています。

(6) 川崎病:急性期の診断・治療および長期フォローアップ

(7) 栄養代謝内分泌疾患:低身長、肥満、やせ、甲状腺疾患など

(8) 循環器疾患:先天性心疾患、不整脈、心筋症、肺高血圧など

(9) 腎疾患:ネフローゼ症候群、慢性腎炎、水腎症など

(10)被虐待児:身体的虐待、心理的虐待、ネグレクト、性的虐待など

新生児の主要疾患

(1) 呼吸器疾患:呼吸窮迫症候群、胎便吸引症候群、新生児一過性多呼吸、無呼吸発作

(2)循環器疾患:先天性心疾患、早産児動脈管開存、新生児遷延性肺高血圧など

(3)感染症;細菌性敗血症、髄膜炎、肺炎、ウイルス感染症など

(4)神経疾患:低酸素性虚血性脳症、脳室周囲白質軟化症、頭蓋内出血など

(5)その他、消化器疾患、内分泌代謝疾患、血液疾患、腎疾患、先天異常、分娩外傷など幅広く新生児疾患に対応し、総合周産期医療センターとの連携も図っています。

小児・新生児主要検査

(1) アレルギー検査:食物経口負荷試験、アレルゲン検査、呼吸機能検査

(2) 神経関連検査:脳波、頭部CT・MRI・SPECT、神経伝達速度

(3) 循環器検査:エコー、ホルター心電図、運動負荷心電図、CT・MRI、シンチ

(4) 消化器検査:エコー、上部・下部内視鏡、消化管造影、消化管シンチ、pHモニタリング、ERCP、MRCP

(5) 心理発達検査

(6)新生児マススクリーニング、AABR、マイクロバブルテスト、アプトテスト

診療実績 

 2022年はのべ1,522名(小児病棟1,187名、新生児病棟335名)の入院がありました。
 このうち2022年10月31日までに退院した患者の主な疾患は以下のとおりです。

(1)小児病棟の主な疾患

小児病棟の主な疾患 

(2)NICU・新生児室(4南)の主な疾患
 NICU・新生児室(4南)の主な疾患

学会認定

(施設認定)日本小児科学会専門医制度研修施設
(施設認定)日本周産期・新生児医学会新生児専門医研修施設
(施設認定)日本成人先天性心疾患学会認定専門医連携修練施設

スタッフ

写真職名医師名専門分野学会認定など
こがきしげとよ 主任
部長

小垣 滋豊
(こがき
 しげとよ)

循環器

・日本小児科学会専門医・指導医・代議員
・日本小児循環器学会専門医・評議員
・日本移植学会認定医
・日本肺高血圧・肺循環学会理事
・日本小児心筋疾患学会代表幹事
・日本成人先天性心疾患学会専門医・評議員

にしうらひろし 副部長

西浦 博史
(にしうら
 ひろし)

消化器・肝臓

 

おがわかな 副部長

小川 加奈
(おがわ
 かな)

神経

・日本小児科学会専門医・指導医
・日本小児神経学会専門医

ねごろあやこ 副部長

根来 彩子
(ねごろ
 あやこ)

アレルギー

  • 日本小児科学会専門医
まるやまともこ 副部長

丸山 朋子
(まるやま
 ともこ)

新生児・救急

・日本小児科学会専門医・指導医
・日本周産期新生児学会周産期専門医
 (新生児)
・日本子ども虐待医学会代議員
・日本医師会認定産業医
・新生児蘇生法[専門]コースインストラクター

さとむらよしのり 医長

里村 宜紀
(さとむら
 よしのり)

消化器・肝臓 ・日本小児科学会専門医
かつらぎしんいち 医長

桂木 慎一
(かつらぎ
 しんいち

循環器 ・日本小児科学会専門医・指導医
こむらだん 医員

小村 檀
(こむら
 だん)

一般小児科  
くまたひろみ 医員 

熊田 裕美
(くまた
 ひろみ)

一般小児科  
こばやしゆうたろう レジデント

小林 佑太朗
(こばやし
 ゆうたろう)

一般小児科  

診療科からのお知らせ

(1)地域医療機関との医療連携に「小児科休日・夜間病診連携カード」を活用し、休日・夜間の病状悪化時に対応しています。ご利用の先生は地域医療連携センターまでご連絡ください。

(2)大阪府立羽曳野支援学校:大阪急性期・総合医療センターの分教室を併設しています。学齢期の子どもは、体調の良い時は院内学校に通いながら治療を受けることができます。

(3)病状とご家族の事情により、単独入院、付き添い入院のいずれにも対応しています。

(4)病棟保育士が入院生活をこまやかにサポートしています。
  「癒しの森」をテーマにしたプレイルームも充実しています。