緩和ケア外来
緩和ケア外来について
緩和ケアというと、「がんの治療ができなくなった患者さんの医療」「がんの終末期に受けるもの」と思っている方も、まだまだ多いようです。しかし、これは過去の考え方です。
たしかに終末期ケアや看取りのケアも緩和ケアの一環ですが、現在では、がんと診断されたときから、がんそのものに対する治療と一緒に緩和ケアを必要に応じて受けることで、QOL(生活の質)が向上し、生存期間も改善するという報告があり、緩和ケアの大切さが見直されています。
治療に入る前の体の痛みなどがまだ少ないときや、治療を主体とした時期にもストレスや精神的問題、苦痛などがあります。それらに対処していくことで、治療へ前向きに取り組めることにつながります。
緩和ケア外来では、身体的苦痛をはじめ、精神的、社会的苦痛、スピリチュアルな諸問題に対し、個々の患者さんに応じた緩和医療を提供したいと考えています。
診察について
- 診察場所:9番外来 06-6692-1201
内線 2270