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患者のみなさまへ

リハビリテーション科

特色

 リハビリテーション(以下リハビリ)科は、大阪急性期・総合医療センターのリハビリテーション科と障がい者医療・リハビリテーションセンターの医療部門としての役割を担っており、医療と福祉の連携といった観点に立った活動を行っています。
 大阪急性期・総合医療センターにはいろいろな病気や事故のため救急車で運ばれて入院される重症の患者さんも多くおられます。リハビリ科ではこういった患者さんにも、入院後直ちにリハビリの必要性を判断し出来るだけ早くに元気になって退院されるよう、早期からリハビリ治療を開始しています。また、各科での治療が終わった後、リハビリが必要な状態の患者さんや他の医療機関からリハビリ目的で転入院された患者さんには、リハビリ科病棟で集中的にリハビリ治療を行い、自宅退院を目指します。
 2019年4月に開設されました総合リハビリテーションセンターにおいて中心的役割を果たしていきます。

主要疾患

  • 脳血管障害
  • 脊髄損傷
  • 頭部外傷
  • 高次脳機能障害
  • 脳炎
  • 整形外科疾患
  • 低酸素脳症
  • 切断など

主要検査

  • 高次脳機能検査
  • 嚥下内視鏡検査
  • 嚥下造影

診療実績 

 リハビリテーション治療は各診療科に入院中でリハビリテーションが必要な患者さんと12階の当科病棟に入院している患者さんに行います。各診療科に入院中の患者さんには2022年は3,661人に対しリハビリテーションを行いました。また12階の当科病棟(西病棟:回復期リハビリテーション病棟、東病棟:障害者施設等一般病棟)には428人の患者さんが入院されました。
 2022年1月1日から同年12月末までに退院した患者さんの疾患別人数を下の表に示します。  

診療実績

スタッフ(医師)

写真職名医師名専門分野学会認定など
とき 主任
部長
土岐 明子
(とき
 あきこ)
  • リハビリテーション
    医学一般
  • 日本リハビリテーション学会専門医・指導医
  • 日本リハビリテーション医学会近畿地方会幹事
やまなか 副部長 山中 緑
(やまなか
 みどり)
  • リハビリテーション
    医学一般
  • 日本リハビリテーション学会専門医
  副部長 相澤 智紀
(あいざわ
 さとき)
  • リハビリテーション
    医学一般

  • 日本リハビリテーション科専門医・指導医
  副部長 山本 福子
(やまもと
 ふくこ)
  • リハビリテーション
    医学一般
  • 脳神経外科
  • 日本脳神経外科学会専門医
くわえうらら 医員 桑江 うらら
(くわえ
 うらら)
  • リハビリテーション
    医学一般

 

医療技術部・セラピスト部門 

 セラピスト部門は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が脳卒中や骨折、心臓病、がんなど、多岐にわたる疾患の患者に対し、リハビリテーション業務に取り組んでいます。特定疾患の専門チームを設立(難病、脊髄損傷、心疾患など)して急性期からチーム医療を行えるように体制を整えています。セラピスト職員の育成は、新人から段階的にスペシャリストへ到達できるように人材育成プログラムを作成しており、多様な疾患・年齢の患者に対応できるジェネラリストの視点も併せて持つことができることを目指しています。

INDEX

1.技師長あいさつ

2.スタッフ紹介

3.施設基準・治療機器

4.教育システム

5.研究・診療実績

1.技師長あいさつ

技師長

 今年度も「患者満足度の向上」を念頭に置き、急性期から高度専門医療まで一貫したリハビリテーションを提供したいと考えております。リハビリテーション科病棟は365日、整形外科病棟・脳神経内科、脳神経外科病棟は月曜日から土曜日とリハビリテーションを実施してきましたが、今年度からは他の診療科で入院している患者様にも、順次土曜日のリハビリテーションを提供することとなりました。これにより入院患者様の早期退院につながるよう進めていきたいと思っております。

2.スタッフ紹介

スタッフ紹介

 

3.施設基準・治療機器

施設基準

心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
がんのリハビリテーション料

治療機器

HAL
【HAL】

HALⓇとは身体に装着することによって装着者の運動を支援する機器です。機器に内蔵されたセンサーと、装着者の皮膚表面に貼り付けられた電極を通して得られた情報を用いて下肢の関節運動をアシストします。 

自動車運転評価

【自動車運転評価】

主に脳損傷後の患者様で自動車運転を希望される方にドライビングシュミレーターを実施しています。シュミレーターでは反応速度を年代別の基準値と比較したり、走行後にリプレイを確認する事で自身の運転能力を確認する事ができます。 

難病

【難病】

筋萎縮性側索硬化症患者を中心に、入院中に回診を行い、検討された課題に対し、各職種が連携して介入します。意思伝達装置でのコミュニケーション支援活動に注力し、伝の心、TCスキャン、オリヒメ、MIYASUKUなどを使用しています。 

脊損

【脊髄損傷】

重度の高位頚髄損傷患者を積極的に受け入れている全国でも数少ない施設です。高位損傷の方に対しても、呼吸器離脱練習、食事練習、スマートフォン操作練習などを行っています。

4.教育システム

新入職員 人材育成プログラム

 セラピスト部門は1年目~10年目の到達目標を設定し教育・育成ラダーを作成しています。新入職員は初期研修として大阪府立病院機構の各専門的なリハビリテーションを経験します。セラピスト部門内においても勉強会、実技練習、院内発表会など生涯学習の機会を設定しています。

4.教育システム

 人材育成プログラム

 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は採用1年目に大阪府立病院機構5センターのリハビリテーションを経験し、幅広い知識や技能の習得と、専門職として望ましい品格を身につけ、臨床実践ができることを目指しています。職種別になりますが、4月から10月にかけて急性期・総合医療センターまで研修し、その後1ヶ月ごとに母子、はびきの、がん、精神の各センターで研修を行い年度末に配属先が決定します。

人材育成プログラム

 学生

受託臨床実習(2022年度)

理学療法 長期臨床実習16名 見学実習26名
作業療法 長期臨床実習6名   見学実習4名
言語聴覚療法 評価実習1名     見学実習2名

実習受け入れ養成校
・大阪公立大学 ・森ノ宮医療大学 ・清恵会第二医療専門学校 ・関西福祉科学大学 ・大阪電気通信大学
・大阪医療福祉専門学校 ・阪奈中央リハビリテーション専門学校 ・大阪保健医療大学 ・藍野大学
・大阪行岡医療大学 ・四條畷学園大学 ・大阪河崎リハビリテーション大学・白鳳短期大学

5.研究・診療実績

学会発表 2022年

学会発表2022年

 診療実績

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の診療疾患の年間合計人数は、下記表の通りとなります。
診療実績