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病院紹介

病院長あいさつ

病院長岩瀬和裕

大阪急性期・総合医療センター 病院長 岩瀬 和裕

当センターは、平成19年4月に大阪府立身体障害者福祉センター附属病院を統合し、平成30年4月に大阪府市共同 住吉母子医療センターを開設し、36診療科、病床数865床となりました。

当センターの特徴は、高度急性期医療と各種高度専門医療を同時に提供できる体制にあります。例えば、刻々と変化する病態に対して緊急対応を繰り返しながら特殊な専門技術を必要とする場合や、逆に高度に専門化された医療に際して緊急対応が必要となる場合など、スムーズに連携できる体制を整備しています。高度救命救急センターであると同時に地域がん診療連携拠点病院、難病診療連携拠点病院等でもあるという特性を活かして、重症の患者さんにも対応しています。先進技術の導入ならびに更新にも日々努力を重ね、世界で初めて導入されたHybrid ERも最新型に更新し、世界で初めて大動脈ステント治療を発信した血管内治療分野においても常に最新技術を更新しています。平成24年に導入された手術支援ロボットも複数化し、肥満外科手術など特殊領域にも対応しています。

近年の高齢化に伴い、一人の患者さんが持つ多様な病態に対して、複数の専門診療科で多職種の職員が対応する必要があります。当センターは、万全の体制整備のみならず各部署の有機的連携を目標に進化を求めています。高度専門医療の後には社会復帰が控えており、より迅速かつ専門的なリハビリテーションが求められます。当センターは、以前より高度急性期病院でありながらリハビリテーション施設を有する点を特徴の一つとしてきました。平成31年度には総合リハビリテーションセンターが拡充整備され、6部門が専門的リハビリテーションを行っています。

当センターは、絶え間なく進歩する医学、先進的医療に対応すべく治験や臨床試験も積極的に推進し、その成果を国内外に発信し続けています。厚生労働省から臨床研究審査委員会の認定を受け、特定臨床研究も行っています。臨床研究支援センターも整備され、文部科学省科学研究費補助金を得ての新規治療法の研究開発など、臨床現場から発信された研究推進にも力を入れています。

医学は予測できない速さで進歩しています。当センターもゲノム医療への対応のため遺伝診療センターを拡充し、従来からの難病関連遺伝カウンセリングに加えて、がんゲノム医療連携病院にも指定され、個別化治療にも対応しています。また、公的施設には少ない生殖医療センターを開設して不妊治療も開始し、AYA世代やがん診療に際しての妊孕性追及にも取り組んでいます。最先端の技術による高度な医療が患者さんの満足に繋がるよう進化する努力を続けて参りますので、皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和5年4月1日
病院長 岩瀬 和裕