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オンライン診察補助
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2024年度の診療報酬改定
難病に対するオンライン診療補助 (D to P with D)が認められる!

2024年の診療報酬改定において、難病に対するオンライン診療補助[Doctor (専門医) to Patient (患者さん) with Doctor (かかりつけ医)] が保険診療として認められることとなりました。腎疾患で対象となるのはIgA腎症と多発性嚢胞腎となります。両疾患とも進行性は比較的緩徐ですが、将来的には末期腎不全に陥る可能性が高い疾患ですので、長期にわたる専門的診療が必要となりますが、基本的には外来での投薬ならびに食事療法を含めたlife style modificationの指導を継続していくものですので、今回のオンライン診療補助には適した疾患と言えます。

特にIgA腎症については、これまでも病状の安定した患者さんに対してはかかりつけ医との連携をお願いしてきておりますので、今後はこのオンライン診療補助を大いに活用して、かかりつけ医と腎臓専門医との連携を深めていければと考えております(多発性嚢胞腎については一定の基準を満たした登録医でのみトルバプタンの処方が可能ですので、専門医への通院が必要です)。

オンライン診療補助の流れは (①~⑥)非常に簡単です。
なお、当科から逆紹介の患者さんについては以下の点についてはすべて当科で説明させていただきますので、各医療機関におかれましては、③以降をお願いすることになります。

① 患者さんにオンライン診療補助を説明し同意を得ます。

資料1オンライン診療補助説明文書

② 患者さんのスマホにCLINICSオンライン診療アプリをインスト-ルします。

資料2アプリのインスト-ルはQRコドの読み取りと携帯電話番号の入力のみです。

③ オンライン診療補助予約依頼書を当センタ-地域連携室にFAXします。

資料3オンライン診療補助予約依頼専用用紙

④ 予約日時確定後、各医療機関にオンライン診療補助予約票 (別紙)がFAXされます。
同時に患者さんにもSMSで予約日時が通知されます。

資料4オンライン診療補助予約票

オンライン診療補助を通常の対面診療の合間にいれることは現時点では困難ですので、予約時間枠を別添の如く13:00~14:00 (20分で3枠)としておりますことを、何卒ご了承下さい。

⑤ 予約日時に患者さんは各医療機関の診察室で待機していただきます。

⑥ 当科から患者さんのスマホにオンライン診療補助開始の案内を送り、診療が開始されます。

各医療機関へのお願い

慢性腎臓病に対するオンライン診療補助の有効性に関する研究はこれまでほとんどございませんので、今回の保険収載を機にオンライン診療補助の有効性を臨床研究で検証したいと考えております。
各医療機関からは3カ月毎のデ-タを2年間頂くだけですのでそれほどご負担にはならないと考えておりますので、何卒ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

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