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医療関係者のみなさまへ

えんげ手帳のご案内

NST(Nutrition Support Team)/SST(Swallowing Support Team)運営委員会の立ち上げ

誤嚥性肺炎の急性期における禁食はさらなる嚥下機能低下や、在院日数の延長を招く1)ため、呼吸器合併症の悪化に配慮し、嚥下機能評価、経口摂取開始のタイミングを適切に判断し、早期から安全に経口摂取が望ましいとされています。また入院後の栄養状態を低下させないことが早期の退院にもつながることも報告されています2)。栄養状態を改善するためには、嚥下機能の把握を行うことは重要ですので、栄養状態と嚥下機能評価を総合的にサポートするためのチームを立ち上げました。

1)Maeda K, Clin Nutr,35:1147-1152,2016.  2)丸田雄介,日クリニカルパス会誌17:103-108,2015

 オーダーメイドの対応を目指して

近年、ますます高齢化率が高まり、超高齢者社会となっています。2036年には3人に1人が65歳以上になり、2065年には、約3.9人に1人が75歳以上になると推計されています3)。加齢に伴い、筋肉量の低下(サルコペニア)が進行し、食べにくい、飲み込みにくい摂食嚥下障害がおこってきます。また、さまざまな病気が原因でも摂食嚥下障害がおこります。症状は人それぞれ異なるため、栄養・摂食嚥下はオーダーメイドで対応していく必要があります。ご本人、ご家族、医療関係者のみなさまが栄養・摂食嚥下の状況・情報を共有する目的でこの“えんげ手帳”をつくりました。

3)内閣府平成30年版高齢社会白書

患者さんと、より良いコミュニケーションをはかるために

入院中だけではなく退院後も、当センターだけではなくかかりつけ医・かかりつけ歯科医・かかりつけ薬局等でもご使用いただきたいです。お一人おひとりが笑顔で食事を楽しみ続けられるよう“えんげ手帳”をご活用ください。

えんげ手帳

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