障がい者歯科

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特色

対象となる障がい

 障がい者歯科の診療は、自閉症などの発達障がい、知的障がい、ダウン症、脳性麻痺、脳卒中後遺症、脊髄損傷や頭部外傷の後遺症などの障がいがあるために、歯科治療が難しい方を対象にしています。

 ●治療困難のため他の医療機関(歯科、医科)より紹介された方
 ●身体障がい者手帳1級、2級または療育手帳Aをお持ちの方
  これよりも軽度な障がいであっても、てんかん、心臓疾患、人工透析など
  重度な合併症を有する方は対象となります。
 ●就学前の通園施設等に通う障がいのある子ども

 障がいのある方の歯科診療は、特別な配慮が必要です。治療が苦手な方には心理的なアプローチを用いたトレーニングを行ったり、絵カード・写真カードを用いた視覚的支援などを行っています。

 治療時には、安全に治療を行うために当科考案のデンタル・セーフティ・シートを用いることがあります。また不安や恐怖をやわらげたり、脳性麻痺に伴う不随意運動を減らすために笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法、あるいは全身麻酔法などを用いることもあります。どの方法で治療するかについては、患者様本人や保護者の方とよく相談して決めさせていただきます。

 むし歯や歯周病は進行するにつれて治療が難しくなります。しかし、これらの病気は、口の中の衛生状態を改善し、適切な予防処置を行うことによって、発生や進行を抑えることが可能です。むし歯が見つかる前から歯科を受診して歯みがきなどの衛生指導を受けられることをお勧めします。むし歯にもなりにくいですし、歯科診療に慣れやすくなります。

 歯科治療がいったん終わった方は、家庭での口腔ケアを支援するために、定期検診やトレーニングを行っています。

 まずは電話でご相談ください。

主要疾患

 自閉症などの発達障がい、知的障がい、ダウン症の方、脳性麻痺、脳卒中後遺症、頸髄損傷や頭部外傷の後遺症、筋ジストロフィー、パーキンソン病、関節リウマチなどによる身体障がいの方、認知症の方、心臓疾患、人工透析などの重度な内部障がいの方の歯科疾患一般

主要検査

 診療室で安全にX線撮影できるように設計してあるので、チェアユニットに寝たままで歯科用X線写真やパノラマX線写真を撮影するとができます。

診療実績

2010年1月から12月までに障がい者歯科に来院された延べ患者数は5326人、初診患者数は317人、新規患者数は303人でした。外来からの新規患者数は99人で、知的/発達障がい者が最も多く55.6%、身体障がい者が15.2%、身体+知的/発達障がい者が23.2%でした。


新規患者数
新規外来患者の障がい分類


 当科は重度の障がい者を対象としており、治療への理解と協力を得にくい知的/発達障がい患者や、不随意運動のある脳性麻痺患者などでは、心理的アプローチを用いた行動調整による通法での歯科治療は困難なことが多いです。体動をコントロールして安全な治療を行うための行動調整として、固定具、固定具と併用した笑気吸入鎮静法や抗不安薬の前投薬、静脈内鎮静法などの精神鎮静法、もしくは全身麻酔法を使用しています。行動調整の内訳は、通法が29.5%、固定具が64.3%、笑気吸入鎮静法が1.4%、前投薬が0.3%、静脈内鎮静法が3.7%、全身麻酔が0.5%でした。

 

 

学会認定

日本障害者歯科学会認定医研修施設

スタッフ

 写真  職名  医師名  専門分野  学会認定など
 らくぎまさみ  主任
 部長
 樂木 正実
(らくぎ まさみ)
  • 障がい者歯科
  • 小児歯科
  • 日本障害者歯科学会指導医・理事
  • 日本小児歯科学会専門医
 おおにしともゆき  副部長  大西 智之
(おおにし ともゆき)
  • 障がい者歯科
  • 小児歯科
  • 日本小児歯科学会専門医指導医
 くきふみこ  医長  久木 富美子
(くき ふみこ)
  • 障がい者歯科
  • 歯科麻酔
  • 日本障害者歯科学会認定医
  • 日本歯科麻酔学会専門医

診療科からのお知らせ

 当センターでは、障がいのある方の思いを大切にし、府民の障がい者理解を深めていくため、「障害」の「害」の漢字をできるだけ用いないで、ひらがなで表記することとしています。 (例、障害者歯科→障がい者歯科)

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