脳神経外科
特色
当科は、大阪市南部の基幹センターとしての役割を担っています。スタッフは部長以下7名の内5名が脳神経外科専門医(脳卒中専門医4名と脳血管内治療専門医1名を含む)。 疾患に関しては脳腫瘍、脊髄腫瘍に代表される腫瘍性疾患と脳動脈瘤などの脳血管障害を主な治療対象としています。 脳腫瘍においては地域がん診療連携拠点病院として頭蓋底腫瘍など手術困難な腫瘍も多く手術はもとより放射線化学療法を組み合わせた集学的治療も積極的に行っています。緊急対応が必要な脳卒中に対してはStroke Care Unit (SCU)6床を完備してクモ膜下出血、脳内出血や脳梗塞に対する急性期治療を集中的に行っています。また、脳動脈瘤コイリング術や頚動脈狭窄症に対するステント術などの先端医療も充実しており従来の手術法とあわせた最良の治療を目指しています。困難な手術症例には術中血管撮影が可能な手術顕微鏡や手術ナビゲーションシステムなど最新鋭の機器を備えています。
主要疾患
1) 出血性脳血管障害
クモ膜下出血(破裂脳動脈瘤、脳動静脈奇形)、未破裂脳動脈瘤、高血圧性脳内出血。 脳動脈瘤に対しては基本的に開頭クリッピング術を行いますが、症例によっては血管内よりコイリング術を行います。
2) 虚血性脳血管障害
脳梗塞、頭蓋内血管狭窄症、頚動脈狭窄症。 脳梗塞に対しては保存的治療が主となりますが急性期には血栓溶解療法を選択することもあれば慢性期にはバイパス術を行うことがあります。 頚動脈狭窄症に対しては症例によって血管内からのステント留置術や頚動脈内膜剥離術を行います。
3) 脳腫瘍
良性腫瘍(髄膜腫、下垂体腺腫、聴神経腫瘍など)、悪性腫瘍(悪性神経膠腫、悪性リンパ腫、転移性腫瘍など)。 脳幹や頭蓋底などの治療困難な腫瘍に対しても積極的に手術治療を行っています。
4) 脊髄腫瘍
脊髄腫瘍全般を治療対象としていますが、髄膜腫、神経鞘腫などの硬膜内髄外腫瘍に対しては低侵襲である片側椎弓切除術により早期離床を図っています。
5) 外傷
急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、脳挫傷性血腫に対する開頭手術、慢性硬膜下血腫に対する穿頭手術を行っています。
6) 小児疾患
水頭症、嚢胞性二分脊椎などの先天性奇形、脳腫瘍、モヤモヤ病などの脳血管障害の治療を行っています。
7) 機能的疾患
顔面けいれん、三叉神経痛、痙性斜頚などを手術対象としています。
主要検査
- 画像診断
CT、MRI、MRA、SPECT、脳血管撮影(DSA)、3D-CT脳血管撮影、ナビゲーションシステム - 電気生理検査
脳波、大脳誘発電位
診療実績
平成22年手術統計 (手術総数 297例)
脳腫瘍ないし脊髄腫瘍56例(脳腫瘍47例、脊髄腫瘍8例)。
脳動脈瘤51例 (開頭クリッピング術44例、血管内コイリング術7例)。
脳動静脈奇形ないし血管腫1例。
血管内手術54例(ステント留置術35例、脳動脈瘤コイリング術7例、動静脈奇形ないし動静脈瘻11例、血管形成術1例)。
血行再建術11例、脳内血腫除去術21例、外傷性疾患62例、その他41例。
図1 観血的手術件数
| 脳・脊髄腫瘍 | 脳動脈 瘤手術 |
脳動静脈奇形 ・血管腫手術 |
血管内手術 | 血行再建術 | 脳内血腫 除去術 |
外傷性疾 患手術 |
その他 |
| 56 | 51 | 1 | 54 | 11 | 21 | 62 | 41 |
学会認定
- 日本脳神経外科学会認定専門医訓練施設(A項指定施設)
- 日本脳卒中学会認定研修教育病院
スタッフ
| 写真 | 職名 | 医師名 | 専門分野 | 学会認定など |
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主任 部長 |
橋本 宏之 (はしもと ひろゆき) |
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副部長 | 藤本 憲太 (ふじもと けんた) |
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副部長 |
下川原 立雄 (しもかわら たつお) |
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医長 | 西口 充久 (にしぐち みつひさ) |
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医長
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木村 新 (きむら はじめ) |
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医員 | 横山 昇平 (よこやま しょうへい) |
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診療科からのお知らせ
外来診療については火曜日、木曜日、金曜日の週3日間は通常の定期診療を行っています。月曜日と水曜日は基本的に手術日なので月曜日は血管内治療外来、急患、地域診療予約とし、水曜日は初診のみの対応としています。 脳神経外科は緊急症例の多い診療科ですが脳卒中センター(SCU6床)では緊急の脳卒中に対応しています。当科では主に出血性脳血管障害を担当しているのでクモ膜下出血や脳内出血の症例が増えてきています。当科がSCU当直している日はもちろんのこと他の日でも必ずオンコール体制をしいていて常時3名以上の専門医が緊急対応可能となっています。





