心臓血管外科
特色
成人の心臓・大血管およぴ末梢血管疾患全般を扱っています。疾病の重症化に伴い、総合病院である特色を生かして、心臓内科、麻酔科、腎臓高血圧内科など他科との連携のもと、ハイリスク患者の治療に当たっています。虚血性心疾患では人工心肺を用いないoff-pump CABGを導入するとともに、虚血性心筋症に対する左室形成術も行っています。弁膜症では、弁形成術や自己弁温存基部置換術など最新の治療を取り入れ、また心房細動を合併する症例には,積極的にMaze手術を併用しています。大動脈瘤に対しては、1994年に本邦で第1例目となるステントグラフト内挿術を当センターで行った実績があり,この方法を積極的に取り入れています。慢性透析症例が多いことも当院の特色ですが、腎臓高血圧内科との連携により、良好な成績が得られています。成人心臓血管外科のあらゆる領域において低侵襲治療に取り組んでおり、優れた治療成績が得られていると考えています。
平成19年10月より、新しく心臓血管センターを開設いたしました。同センターでは、循環器専門医が24時間待機し救急患者の受け入れを行っております。心臓血管外科、心臓内科のみならず、麻酔科、画像診断科、リハビリテーション科等の診療科およびICU、CCU部門が連携し超急性期から回復期まで包括的に治療を行っています。
主要疾患
- 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞、左室瘤、心室中隔穿孔、左室破裂,虚血性僧帽弁閉鎖不全症)
- 心臓弁膜症、不整脈(心房細動)
- 大動脈瘤(胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、大動脈解離
- 末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症、急性動脈閉塞、血管外傷、他)
主要検査
- (1)超音波検査:経胸壁心エコー、経食道心エコー、頸動脈エコー、末梢動脈エコー
- (2)CT検査:MD-CT、3D-CT
- (3)MRl、MRA検査、心臓MRI 頭部頚部MRI、MRA、下肢MRA
- (4)RI検査:心筋シンチグラム、心プールシンチグラム、肺血流シンチグラム、
脳血流シンチグラム、RI-venography - (5)造影検査:iv-DSA、 ia-DSA、大動脈造影、冠動脈造影、心カテーテル検査
診療実績
年間の総手術件数は250-300で、うち開心術は約120です。2006-2010年の5年間の主要な疾患別手術件数は図1の通りです。
当センターは胸部大動脈瘤および腹部大動脈瘤のステントグラフト実施施設としても認定されています。ステントグラフト内挿術は、大腿動脈から大動脈内にステント付き人工血管を留置するもので、通常の大動脈瘤手術のように胸部あるいは腹部を大きく切開する必要がなく、極めて低侵襲であり、入院期間も術後1週間程度と短く社会復帰も早期に行えます。ステントグラフト治療は、今後ますます増加し、重症患者における大動脈瘤治療の主流となっていくことが予想されます。
図1 当科の主要疾患手術数 (2006~2010年)
| 先天性心疾患 | 心臓弁膜症 | 虚血性心疾患 | 胸部大動脈瘤 | 腹部大動脈瘤、 腸骨動脈瘤 |
末梢動脈手術 |
| 6 | 181 | 173 | 226 | 217 | 262 |
学会認定
- 日本外科学会外科専門医制度修練施設
- 日本胸部外科学会認定医指定施設
- 3学会構成 心臓血管外科専門医認定修練施設(基幹施設)
- 関連11学会構成 胸部大動脈瘤ステントグラフト実施施設
- 関連11学会構成 腹部大動脈瘤ステントグラフト実施施設
スタッフ
| 写真 | 職名 | 医師名 | 専門分野 | 学会認定など |
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主任 部長 |
高野 弘志
(たかの ひろし) |
大動脈瘤 |
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医長 | 山内 孝 (やまうち たかし) |
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医員 |
田中 健史 (たなか けんじ) |
抹消動脈疾患 |
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| 医員 | 鈴木 康大 (すずき こうた) |
診療科からのお知らせ
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外来は火曜・木曜の週2日ですが、急性大動脈解離や大動脈瘤等の緊急症例に対しましては可能な限り対
応いたします。
末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症など)は心臓内科でも診療しておりますので、心臓内科を受診いただきま
しても結構です。下肢静脈瘤は形成外科にて診療しております。深部静脈血栓症は、リハビリテーション科
ならびに心臓内科にて診療しております。





