脳卒中センター

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特色

平成19年4月に開設された脳卒中センターは大阪市南地域の脳卒中診療の中核病院として、専門性の高い脳卒中診療を皆様に提供してまいりました。SCU・神経内科・脳神経外科・救急診療科・心臓内科・リハビリテーション科・画像診断科・耳鼻咽喉科などの各診療科・部門が連携し、急性期から回復期まで包括的に脳卒中治療を行っています(図1.)。 消防法の改正に合わせ、平成21年11月からは二次救急も標榜し、さらなる充実した脳卒中救急医療を提供しております。急性期においては、脳神経系専門医が24時間待機し、患者様の受け入れや専門的治療にあたり、脳卒中集中治療室(SCU)で専門スタッフが治療・看護・急性期リハビリテーションを行います。脳梗塞では、発症3時間以内で適応のある患者様には経静脈的血栓溶解療法(t-PA療法)を行うことができます。 脳出血・くも膜下出血では、24時間緊急手術が可能な体制を敷いております。 また、血管内治療専門医が常勤しておりますので、例えば脳動脈瘤の治療法として、開頭手術によるクリッピング術と血管内治療によるコイル塞栓術のいずれかを患者さんとご相談の上選択することが可能です。SCUを退室した後は脳神経系専門病棟で治療を継続します。さらにリハビリテーションが必要な患者さんは、回復期リハビリテーション病棟で自宅退院を目標にリハビリを行い、病棟スタッフ・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカーが、退院に向けての自宅環境整備や介護サービスの準備を支援します(図2)。さらに、平成21年9月より、大阪市の脳卒中地域連携パスにも加えていただき、当センター退院後の回復期リハビリテーション病院の紹介にも御相談にものらせてもらっています。具体的な受診方法は図3.に示します。

図1

図1 組織図



図2

病診連携(前方連携・後方連携)について




図3

受診の方法

主要疾患

  • くも膜下出血(治療は脳動脈瘤クリッピング術・コイル塞栓術など)
  • 脳出血(治療は開頭血腫除去術、脳室ドレナージ術など)
  • 脳梗塞(治療は超急性期血栓溶解療法など)

主要検査

 くも膜下出血(治療は脳動脈瘤クリッピング術・コイル塞栓術など)、脳出血(治療は開頭血腫除去術、脳室ドレナージ術など)、脳梗塞(治療は超急性期血栓溶解療法など)

診療実績

平成22年度の入院患者の実績を示します。22年1月1日から12月31日の一年間に脳卒中センター入室患者は418名(SCU直入は393名、他の25名は神経内科もしくは脳神経外科病棟直入)で、内訳は図4.に示しますがいわゆる脳卒中である脳梗塞176名、脳出血81名、クモ膜下出血26名の合計は283名(68%)でした。来院経路はSCU当直医への直接の電話連絡による(ホットライン)は127名(入室患者の30%)と増加しました。二次救急標榜でのさらなる増加が予想されます(表1)。脳梗塞のサブタイプはアテローマ血栓性が70名と心原性塞栓症の増加が認められ、ラクナ梗塞は20名と減少しました(図5.)。SCUの平均在室日数は5.1日。血栓溶解療法が可能な発症3時間以内の来院は170/418(40%)と若干増加しました、重症例がrt-PA施行例は13例にとどまりました。外科的治療の実績は脳神経外科のホームページをご覧ください。退院後の経路を図6.に示しますが、今後は脳卒中地域連携パスによるネットワークの活用によるその他のリハビリ病院への転院が増えることが予想されます。

図4

図4 急性期脳卒中の内訳



図5

急性期脳梗塞のサブタイプ

図6

退院経路
表1

来院経路別患者数
 

学会認定

  • 日本脳卒中学会教育施設
  • 日本脳神経外科教育施設
  • 日本神経学会教育施設
  • 脳卒中専門医7名(脳神経外科5名、神経内科2名)
  • 血管内治療専門医1名

診療科からのお知らせ

 当センターは地域の医院・診療所と連携を取りながら患者のフォローを行っています。退院後はホームドクターと一緒に、高血圧・糖尿病などの基礎疾患治療や脳卒中再発予防治療を継続します。

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