心臓内科
特色
平成19年4月よりCCU(Cardiac Care Unit)が救命救急センター心臓部門として改編・増床され、さらに平成19年10月より心臓血管センター開設以後、急性冠症候群・急性心不全・致死性不整脈などの心臓救急疾患に対してより多くの患者様を受け入れることができる体制が整っています。非虚血性慢性心不全に対しては心筋生検を中心とした病態解明に基づいた最適の治療法を選択し、特に駆出率40%未満の慢性心不全患者に対しては research nurse の協力を得ながら心不全専門外来を設けてきめの細かい診療をしています。また、不整脈の分野においても平成19年4月より不整脈を専門とするstaffが増員され、平成21年9月には不整脈の立体画像診断・治療支援機器である「CARTO Xp」を導入し、さらに平成23年4月にこのシステムはversion upされます。 よって、当科では今後益々侵襲的、非侵襲的を問わず最先端の診療を行っていきます。さらにそれらの成果は、毎年国内はもとより海外の学会に情報発信しています。
主要疾患
- 虚血性心疾患(急性冠症候群、心筋梗塞、狭心症)
- 心筋症
- 心臓弁膜症
- 不整脈
- 肺塞栓
- 閉塞性動脈硬化症
- その他の一般循環器疾患
主要検査
観血的検査
- 心臓カテーテル検査
- 血管造影検査
- 電気生理学的検査
- 心筋生検法
非観血的検査
- 運動負荷検査
- 体表面心電図
- ホルター心電図
- 四肢同時血圧測定
- 心肺機能検査
- 心臓超音波検査
- 心臓アイソトープ検査
- 心臓CTおよびMRI検査
診療実績
平成22年の年間入院患者数は1609人で、その内訳は虚血性心疾患887人(急性冠症候群132人:そのうち急性心筋梗塞は85人)、不整脈306人、心筋・心膜疾患176人、閉塞性動脈硬化症97人、弁膜症72人、肺塞栓・肺高血圧症18人、その他53人でした。年間入院患者数はここ数年心臓血管センター開設後年々増加していますが(図2)、クリニカルパスの積極的な導入(適応率83%)により平均在院日数は7.5日と短い状況を保っています。
(1) 心臓カテーテル検査・治療
平成22年の心臓カテーテル検査の年間件数は1,528(緊急231)例で、PCI(経皮的冠動脈形成術)件数は320(緊急103)例でした(成功率99%)。PCI後再狭窄率の著明な減少をもたらした薬剤溶出ステントの導入(当センターでの再狭窄率は4%)後、PCI件数は減少傾向でしたが最近では増加しております(図3)。閉塞性動脈硬化症に対する末梢血管形成術も血管外科との連携のもと行っており、平成22年の年間件数は59件でした。
(2) 不整脈
平成19年より不整脈専門スタッフの増員に伴い不整脈入院患者数(図2)、電気生理学的検査、カテーテルアブレーション件数(図4)は著明に増加しています。平成22年は年間171例の電気生理学的検査、94例のカテーテル・アブレーションを施行しました。カテーテル・アブレーションに関してはこれまでWPW症候群、発作性上室性頻拍症、心房粗動、心室頻拍症を中心にして施行してきましたが、一昨年のCARTO-Xpシステム導入後心房細動に対しても積極的に行っております(平成22年は17例)。平成23年4月にはこのシステムがversion upされ、今後益々難治性不整脈症例に対するアブレーション数が増えていくと思われます。徐脈性不整脈に対しては人工ペースメーカー植え込み術94例、頻脈製致死性不整脈に対して植え込み型除細動器(ICD)移植術14例、心不全に対して両心室ペーシング(CRT)植え込み術10例施行しています(図4)。
(3)非観血的検査部門
心臓超音波検査は4563例、ホルター心電図検査は592例、心臓アイソトープ検査は976例に行っています。平成20年より64列CTの導入後心臓CT検査も軌道にのり、平成22年の年間心臓CT件数は511例でした。
図1 年間入院患者の疾患内訳(平成22年)
| 虚血性 心疾患 |
不整脈 | 心膜・心 筋疾患 |
閉塞性動 脈硬化症 |
弁膜症 | 肺寒栓・ 肺高血圧症 |
その他 |
| 887 | 306 | 176 | 97 | 72 | 18 | 53 |
図2 年間入院患者数
図3 心カテ・冠動脈形成術(PCI)件数
図4 電気生理学的検査(EPS)・カテーテルアブレーション(Ablation)・ペースメーカー・植え込み型除細動器(ICD)・両心室ペースメーカー(CRT)件数
学会認定
循環器専門医研修施設、植え込み型除細動器移植術、交換術、両室ペースメーカー移植術認定施設
スタッフ
| 写真 | 職名 | 医師名 | 専門分野 | 学会認定など |
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副院長 | 福並 正剛 (ふくなみ まさたけ) |
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主任部長 | 山田 貴久 (やまだ たかひさ) |
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副部長 | 森田 孝 (もりた たかし) |
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医長 | 古川 善郎 (ふるかわ よしお) |
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診療主任 | 田中 耕史 (たなか こうじ) |
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医員 | 岩崎 祐介 (いわさき ゆうすけ) |
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医員 | 川﨑 真佐登 (かわさき まさと) |
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医員 | 藏本 勇希 (くらもと ゆうき) |
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医員 | 内藤 尚 (ないとう たかし) |
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医員 | 藤本 忠男 (ふじもと ただお) |
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医員 | 小津 賢太郎 (おず けんたろう) |
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医員 | 近藤 匠巳 (こんどう たくみ) |
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医員 | 仙石 薫子 (せんごく かおるこ) |
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医員 | 山本 泰士 (やまもと ひろのり) |
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診療科からのお知らせ
当科(心臓血管センター)では“循環器疾患の高度専門医療を安全に提供する”をモットーに診療をしております。さらに当科は循環器専門医研修施設としてまた、植え込み型除細動器移植術、交換術、両室ペースメーカー移植術の認定施設としても登録されています。さらに平成23年4月より心房細動外来(木曜日午後)を設けて、心房細動に対するアブレーションを含めた診療を積極的に行っています。当然ながら地域医療との連携を重要視し、密なる情報提供を心掛けております(紹介率111%、逆紹介率146%)。












