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患者のみなさまへ

パーキンソン病治療センター

センター長 隅蔵 大幸(脳神経内科副部長)

特色

 パーキンソン病に対する治療の主体は内服治療です。しかし、パーキンソン病の症状は極めて多岐にわたり、非常に分かりにくいものが多いです。また薬剤の副作用も同様に多岐にわたります。そのため最善の治療を行うためには丁寧な診察と豊富な経験を必要とします。当センターでは、年間約500名のパーキンソン病患者様の治療実績があり、最善の治療の提供を行っています。
 当センターでは脳神経内科、脳神経外科、リハビリテーション科の3科でチーム医療を行っています。パーキンソン病は病気の期間が長くなると、人によっては通常の内服治療だけではなく、リハビリテーション、外科的処置を要する治療(脳深部刺激療法(DBS)、胃瘻を造設し持続的薬剤注入療法)が必要になる場合がありますが、当センターではいずれの治療も対応いたしております。リハビリテーションは主に入院患者様が対象となりますが、神経難病の経験豊かなセラピストが担当いたします。感染症などで入院となり、動きが悪くなられた方も、投薬調整に加えて密度の高いリハビリテーションを行っております。DBSに関しては、術後も長期にわたって刺激および投薬の両面において連携しながら調整することが大事ですが、当センターでは可能な限り脳神経内科医と脳神経外科医が極めて綿密な連携を持ちながら調整しております。
 さらに、脳神経内科では豊富な臨床経験をもとに、治験薬の臨床試験(治験)も積極的に行っております。お気軽にお問い合わせください。 

主要疾患

パーキンソン病

主要検査

 神経学的診察、脳高次機能検査、脳及び脊髄MRI、MRA、DaTスキャン、MIBG心筋シンチ、脳血流SPECT、脳血管撮影、3D-CTA、電気生理検査(脳 波、筋電図、誘発筋電図)、筋生検、頚動脈超音波検査
 主要治療:内服治療、脳深部刺激術、リハビリテーション、胃瘻からの持続的薬剤注入療法

診療実績

2022年度の深部脳刺激術(DBS手術)は8件実施。
(2021年度は7件。2020年度は8件)

学会認定

日本神経学会専門医教育施設
日本脳神経外科学会専門医認定制度指定訓練施設

診療科からのお知らせ

 脳神経内科では毎日初診患者さんの診療を行っています。脳神経外科は火曜日午後に機能的脳神経外科外来を開き、パーキンソン病の外科治療などを行っています。

パーキンソン病治療センター