当センターの特徴

充実した医療スタッフと安心できる総合診療体制

充実した医療スタッフと安心できる総合診療体制

人工関節センターでは4人の専門医師を中心に診療を担当しています。いずれも人工関節の専門教育を受けた経験豊富な医師です。さらに所属する整形外科医師9名全体で診療をサポートしていますので、どのような時にも対応可能な診療体制をとっています。

人工関節手術を受ける患者様は高年齢や生活習慣病など治療中の内科的疾患をもっておられる方も多くおられます。当院では充実した専門内科・外科部門(心臓内科、腎臓・高血圧内科、糖尿病代謝内科、免疫リウマチ科、消化器外科、心臓血管外科など)があります。手術前の全身スクリーニング検査(胸部レントゲン、心電図、呼吸機能検査、血液検査)で異常が見つかったり、手術後に何らかの全身的異常が生じた場合も、それらの専門医師と共同で検査・治療にあたることができます。

バイオクリーンルームなど最新の設備

バイオクリーンルームなど最新の設備

人工関節手術はあらゆる外科手術の中で最も高い清潔度が要求される手術です。術後感染症(バイ菌が入って膿んでしまうこと)を予防するためいろいろな対策がとられています。

当センターでは人工関節に適した清潔度の高いバイオクリーンルーム、手術をする医師の宇宙服のような手術用着衣など様々な感染予防対策を施しています。

コンピュータナビゲーション手術と低侵襲手術の活用

コンピュータナビゲーション手術と低侵襲手術の活用

IT技術の進歩に伴い、手術の世界にも新しいIT技術が導入されています。人工関節置換術において、人工関節の正確な設置は長期耐久性に影響する大きな要因です。そのため、当科ではCTやコンピューターを駆使して三次元術前計画(シミュレーション)を行っています。手術中はコンピュータナビゲーション機器を用いて、三次元術前計画したとおりの正確な人工関節の設置をおこなっています。

また、小さな皮膚切開と体内の筋組織の切開量を少なくした手術(低侵襲手術:MIS)を導入し、患者さんの負担の少なくし、手術後の歩行などのリハビリの促進をはかっています。

充実したリハビリテーション

充実したリハビリテーション

人工関節手術には適切なリハビリテーションが必要です。当院は大阪府下有数のリハビリテーション施設(リハビリ担当医6名、理学療法士25名、作業療法士14名)を誇り、専門スタッフが術前・後のリハビリを担当します。

当院では回復期リハビリ病棟を有しています。人工関節手術後の患者さんは通常2-3週間で自宅に帰れますが、手術前にあまり歩いていなかった方は回復が少し遅れる場合もあります。そのような方は回復期病棟に転棟して頂きリハビリを継続することができます。