当センターの特徴

リハビリテーションについて

一人一人の目標のために

リハビリ

わたしたち(理学療法士)は、みなさんの足の痛みや力のおとろえ、関節の動きにくさ、バランスのとりにくさなどの原因をしらべ、改善するためのお手伝いをします。
今までと同じような体の動きをとりもどし、快適で自立した生活を送りましょう。

手術後のリハビリテーション

手術後、1?2日目にわたしたち(理学療法士)が病室にうかがい、痛みにおうじた動き方をお伝えします。
リハビリ室へ出室後は、体の状態にあわせて安全に歩く練習や足の運動を進めていきます。
靴下や靴の着脱、お風呂の入り方など日常生活で必要な動き方について練習をします。
リハビリでは、きれいに歩いていただくための動作練習にも力を入れています。
月曜日から金曜日まで毎日練習をおこない、3週間ほどを目安に退院となります。

歩く練習

階段を歩く練習

退院後の運動

退院後は、ご自分の体力にあわせて無理のない範囲で歩くようにしてください。
また、入院中に学んだ力をつける運動と関節をやわらかくする運動を続けることが大切です。
退院時には、ご自宅でできる運動の方法をお伝えしています。

Q & A

Q手術をすると痛みはとれますか?
A手術により、手術前にあった関節由来の痛みはとれ、関節の動きは改善します。
Q手術することにより脱臼の危険性があると聞きますが、本当でしょうか?
Aその方に適した動作方法をお伝えしますので心配ありません。
Q手術後、いつから歩くことができますか?
A早い方で手術後3日頃から歩く練習をおこないます。
Q入院期間はどれくらいですか?
A手術前の症状によりますが、3週間を目安としています。
Q退院後、杖は必要ですか?
A基本的に必要ありませんが、退院時の状況によっては一時的に使用していただくことがあります。
Q退院後は、継続してリハビリをする必要がありますか?
A基本的にご自宅での簡単な運動を続けていただいておりますが、ごくまれに他院でのリハビリが必要になることもあります。
Q人工関節の寿命はありますか?
A特にありません。順調な経過をたどられている方は、30年以上機能しております。
Qどうしても靴下が履けない場合はどうすればいいですか?
Aその方に応じてソックスエイドという自助具を作成しています。
Q人工関節の手術をすることで、身体障がい者手帳を受給できますか?
A平成26年4月1日に身体障がい者障がい程度等級表の一部改正により、手術後の経過の安定した時点での関節可動域や筋力等を総合的に判断して認定されることになりました。
Q布団生活をしているのですが、床や畳に座ることはできますか?
A可能です。動作方法や注意点をお伝えします。
Q使えなくなる治療器具はありますか?
Aマイクロ波を発する治療器具はやけどの危険があるため、使用禁止です。
Q車の運転はできますか?
A右の股関節を手術された方は、ブレーキングに時間がかかることがあるために十分な注意が必要です。
Q自転車は乗れますか?
A乗れます。乗降時の動作方法や注意点をお伝えします。
Q正座はできますか?
Aできます。動作方法や注意点をお伝えしますが、膝など他の関節に問題のある方はその限りではありません。
Q重い荷物は持たないほうがいいのでしょうか?
A買い物袋等は問題ありません。両足で力いっぱい踏ん張る程の重量物は持たないほうがいいとされています。
Qスポーツはできますか?
Aレクリエーションレベルで衝撃のかかり過ぎないスポーツへの参加が推奨されています。アメリカの股関節学会では、ゴルフ、水泳、ウォーキング、ハイキング、ボウリング、エアロバイク、サイクリング、ダブルステニス、軽いエアロビクス、社交ダンスなどを推奨しており、激しいエアロビクス、野球、バスケットボール、サッカーなどを推奨できないとしています。
Q飛行機は乗れますか?また、手術をした証明書は発行してもらえますか?
A乗れます。手術の証明書は、英語の診断書として発行することはできますが、それによって保安所での身体検査を免除されるものではありません。