よくあるご質問

Q入院期間はどれくらいですか?
A人工関節手術をはじめてうけられる方であれば、大半の方は2~3週間で歩いて自宅へ退院できます。原則的には自宅に帰ることを目標にリハビリをして頂きます。
痛みがあったため長い間歩くことができなかった方は筋肉が落ちてしまっていることが多く、歩く機能の回復に時間がかかることがあります。その場合、当院には回復期リハビリ病棟があるため病棟をうつって入院リハビリを継続して頂くことが出来ます。
Q術後どれくらいで元の生活にもどれますか?
A階段や家事は退院後から可能です。仕事は事務職であれば手術後1~2ヶ月位、車の運転、自転車などは手術後2~3ヶ月位で可能です。(個人差がありますので必ず主治医に相談してください。)
Q術後スポーツはできますか?
A個人差はありますが、術後3-6ヶ月程度でテニスやゴルフ、水泳、ウオーキング、軽いエアロビなどの足に衝撃のかからないスポーツはして頂いても構いません。 マラソンや激しいエアロビ、サッカー、野球等の激しいスポーツは推奨していません。それらの中間的なスポーツ(ハイキング、スケート、スキー)などはもともと経験があれば大丈夫ですが、開始する際は必ず主治医に相談して下さい。
Q人工関節は金属ですがMRIは撮影できるの?
A一般的に人工関節は骨に固定されていればMRIの撮影は可能です。ただし、撮影する病院の放射線技師さんには、あらかじめ人工関節がはいっていることはお伝えください。
Q人工関節の手術の前にすることはありますか?
A手術が決まると手術の準備をしていくことになりますが、糖尿病、心疾患など内科的疾患がある場合は術後の感染症や全身状態の悪化のリスクになりうるため専門医の受診を指示させていただくことがあります。特に糖尿病はコントロールが悪く血糖値が高い状態にあると感染症のリスクが高くなることがわかっています。かかりつけの内科の先生がいる場合は手術を受けるまでにしっかり治療してもらいましょう。当院でも、手術前に血液検査や心電図などの全身スクリーニング検査をおこない、異常な結果がでたときは必要に応じ内科などの専門科に紹介し、詳しく調べたり治療を先におこなっていただいております。
Q治療費はどれぐらいかかりますか?
A人工関節手術を受けた場合、3週間の入院で医療費の患者さんの負担割合が3割とすると数十万円と計算されますが、実際患者さんがお支払いになる費用は高額療養費制度、更正医療など様々な公的医療費助成制度を活用することにより大きく軽減されます。ただその適応の範囲や軽減額はその方の所得や保険の種類によってかわりますので、詳しくは病院の医事課か相談窓口でお尋ね下さい。
Q術後は何歩あるけばいいの?
A人工関節の手術後1年は歩く機能の回復過程にあります。鍛える意味での歩行は推奨されますが、何事にも限度があります。翌日に疲労を持ち越すようであれば過度な歩行と考えられます。ご自身でも調節して歩くように心掛けてください。